内容説明
ミケランジェロ、ガリレオ、ピカソたちが老齢になっても活躍できたのはなぜか。ノーベル賞科学者が、老いと脳について解き明かす。
目次
老い―理論と対策の諸説
脳の迷路におけるアリアドネの糸
神経系の迷路
論理的帰結としての創造性
証言―たそがれの残照か、それともオーロラ?
札を伏せたカード・ゲーム
勝利の切り札
著者等紹介
モンタルチーニ,リータ・レーヴィ[モンタルチーニ,リータレーヴィ][Montalcini,Rita Levi]
1909年イタリア生まれの脳神経研究者。ムッソリーニの反ユダヤ人政策下では自宅や亡命先のベルギーで実験を続け、戦後渡米。1960年代からは米国とイタリアの両方で研究と指導にあたり、近年では一般向けの著作活動も活発に行っている。1986年、スタンリー・コーエンとともに、「神経成長因子および上皮細胞成長因子の発見」でノーベル生理学・医学賞を受賞。2001年から、イタリア上院終身議員
齋藤ゆかり[サイトウユカリ]
1959年東京生まれ。翻訳家。在イタリア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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incognito
2
神経科学の話かと思ったら、長生きして大成した人たちを描いて自説を補強する、謎めいた本であった。ガリレオ、ピカソ、ミケランジェロらが挙げられ、老いてもなお文化的な発露を行うことができると論ずる。科学的根拠は薄い。むしろ高齢の本人の鼓舞のために書いたのかと思える笑 気に入った言葉「勝利というのは、疑いをもつのが唯一理性的な態度といえるような問題について絶対的な確信をもつ連中が手に入れるものなのだ」2012/08/15
takao
1
ふむ2021/03/31
メルセ・ひすい
1
???? 分からん 証言が多い 高齢でボケかかった天才の話。 ・・・・ミケランジェロ、ガリレオ、ピカソたちが老齢になっても活躍できたのはなぜか。ノーベル賞科学者が、人類の脳の知覚機能を支えている部分に対象を絞り、老いと脳について考察する。 2009/06/09
n_kurita
0
学術的な感じかと思ってたけど、後半は天才と呼ばれた人物についてのお話。脳関係あるのかなーと。2014/11/30
syokou
0
ちょっと噛み砕きすぎな感じがします。でもさらりと読めますよ。脳科学用語に引っ掛かる恐れもありますが、そのようなものとして読み進めれば大丈夫です。2012/03/29
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