内容説明
革命の戦火の中でのチェとの出会い、革命政府樹立とともに始まった“新婚生活”、チェとカストロとの本当の仲、最後の闘いへと旅立つ前にチェが願い出たこと…。アレイダはついに書いた。新たな歴史の真相が明らかになる。
著者等紹介
マルチ,アレイダ[マルチ,アレイダ][March,Aleida]
本名アレイダ・マルチ・デ・ラ・トーレ。1936年、キューバ中部の旧ラス・ビジャス州ロス・アスーレス生まれ。ラス・ビジャス中央大学教育学部在学中の56年、フィデル・カストロたちの反政府運動に参加し、地下闘争の闘士として活動、58年、チェ・ゲバラに会う。59年、革命新政権樹立後はゲバラの秘書となり、同年6月、ゲバラと結婚。ゲバラとの間にアレイダ、カミーロ、セリア、エルネストの2男2女をもうける。60~64年、キューバ女性連合全国幹部をつとめた後、75~91年、国会議員として活躍。84年、チェ・ゲバラ個人資料館設立、2001年、同館をチェ・ゲバラ研究センターに発展させ、所長をつとめる
後藤政子[ゴトウマサコ]
1941年生まれ。東京外国語大学卒業。専門はスペイン語、ラテンアメリカ現代史。神奈川大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
22
ゲバラに関して妻の視点から書いています。著名な革命家を夫にすることの誇りに思える部分と哀しさがあるように感じました。豊富な写真も良かったです。2024/06/10
井戸端アンジェリか
11
いつも近くにいてニヤニヤと写真に納まっているこの女は誰なんだ?と思っていたのが2番目の妻になるアレイダだった。読む前から好感はありませんでしたが、私はチェの妻なのよー!が溢れていて、はいはいああそうですかあなたがエライんじゃなくて御主人が偉大だからでしょって感じ。 そんな小姑目線は別として、別れが近づく八章辺りからは悲しい。家族をとても愛しているけど、それよりも苦しんでいる皆の為が最優先なんだね。じっと待っているくらいなら供に戦いたいと懇願する気持はわかる。2015/11/26
takao
2
ふむ2023/12/24
ソフトバンク
2
ゲバラについて知ってるのは、ゲリラ屋だけど知識人ということくらいなので、写真展の前に予備知識を入れてみた。 キューバで革命を成したのに、アルゼンチン人だった。いつも葉巻をくわえているのに喘息持ち。 ゲバラが見た景色を観ることで、革命家になった理由がちょっとでも解るかと思ったけどダメでした。 本書からは、詩を書き、哲学書を嗜む読書家で、特権に甘んじない人と分かる。日本に来た時は、少ない滞在時間を割いて広島へ赴いた。 そういう漢。 2017/08/28
8bunbun
1
うーん。アレイダ、立派。ゲバラに近すぎてよくわからなかった。2015/09/20
-
- 電子書籍
- 【分冊版】ラドゥと旅路と獣狩り 25 …