内容説明
歴史に名を残した有名なスパイたちの肖像、スパイの装備と様々な技術、どうやってスパイになるのか、闇の世界に蠢くスパイの全貌を軍事・諜報の国際的権威が克明に描く。
目次
有名なスパイたち(初期のスパイ活動;第二次世界大戦;冷戦時代)
装備と技術(カメラ;秘密作戦;秘密通信;武器)
スパイになるには(訓練と徴募1~2;偽装と伝説;スパイ網;スパイの運命)
著者等紹介
メルトン,H.キース[メルトン,H.キース][Melton,H.Keith]
軍事史の専門家、諜報技術の権威として国際的に認められ、秘密の機器・装備類に通暁している。スパイの道具、資料、有名なスパイの写真など他に類を見ない収集品を所有している。その一部はCIAに展示されている。バージニア州アレキサンドリアのスパイ防止センターの講師、歴史的なスパイ装備を担当する米情報機関の顧問をつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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那由多
18
多くのページを割かれている装備と技術の項目は、スパイ映画顔負けのアイテムがズラリと並ぶ。投函所と呼ばれる受け渡し場所に情報を隠す方法に驚いた。橋の欄干に嵌め込まれてるボルトが、通信文入れだなんて絶対わからない。私のすぐそばでスパイが居ても何にも気付かず、任務を遂行されてるんだろうな。2024/07/07
Wisteria
7
過去のスパイ達の活動や道具について詳しく紹介されている。映画や小説のように完全無欠の名スパイばかりとは行きませんな。世に名前が出てしまっていると言う事は失敗しているとも言えるのかな。有能なスパイは有名にならない…と思う。道具はカッコイイし感心するものが多いけど、目や直腸に隠す道具とかなかなか際どいものもチラホラ。怖いよ。私は絶対に嫌どす。2017/04/14
カフカとビールを
4
自称スパイの私ですが、ここに載ってるスパイ道具のうち、持ってるのはワルサーPPKのみでした。しかも私の所持するPPKは特注で、なんと弾丸がBB弾なのである。この殺傷能力を極限まで抑えたスパイ銃は、当然任務では使えない。2016/09/12
青縁眼鏡
1
もっとつっこんだお話が読みたかったです。2013/06/13
メガネねこ
1
★★★☆☆各国の諜報機関、有名なスパイと具体的な工作作戦、スパイが実際に利用したスパイ道具などが図鑑のように解説されている。 筆者は、その筋ではとても有名な人らしい(アメリカ人)。 ほとんどの紙面が、スパイ道具の写真入り解説に割かれている。スパイブックというよりは、スパイ図鑑といったノリである。朝日新聞社から出版されているのが面白い。 実在したスパイのエピソードが、実名でコラムのように数多く掲載されており、そこの部分が一番面白いかも知れない。 インテリジェンス分野ではダメダメの日本だが、戦2009/10/08
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- 和書
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