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工藤さんちの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
38
時代はきな臭くなってきたが、英二郎の気持ちがあの「魂を写し取る絵師」と恐れられていた頃から15年も経つと柔らかくなってきたように思う。時代が暗いと経済も回らん。?経済が回らんから戦争へと傾斜していくのでしょうね。あの天真爛漫な中島君も英二郎一途。可愛いじゃないですか。カヲル君と義則君がこれからの英二郎の支えになってくれるといいのですが。彼はまだ40才にはなってないだろうし徴兵対象年齢に入るかと。また妄想の世界に入り込んでしもたわ(^^;。2022/12/26
ネムコ
26
今回は、鵺の絵師・菅沼英二郎の過去の象徴である増福寺の天女画と、恩師・久住の肖像画にまつわる話が収録。気遣い少年のカオルくんに、弟子志願の中島くんなど、新しい風も吹いて、英二郎氏も少しずつ変わってゆくのですね。現在、既刊本再読中です♥ 2020/02/24
Ribes triste
14
今はこの世にいない人たち、昔の記憶の中の人たち。依頼者の心の記憶を切り取って肖像画にする「鵼の絵師」菅沼英二郎。昭和初期を舞台にした連作シリーズです。面白かった。一気読みでした。涙腺崩壊しました。2020/04/24
みどり
10
やっぱり大好きなシリーズ。1話〜2話構成なのにどうしてこんなにしっとりと深く切なく、でも光がさしこむような話を描けるのだろう。お気に入りは「北風とりんご」「春の光」。(北風とりんごは子どもと親の話に弱いので)でも、一番胸にじんと染みた終わりは「嵐のあとに」かなあ。結ばれないほうが幸福だった恋ってきっとあるよね。春〜冬、そして再びの春。この1冊だけで1年の季節が巡っている気がするし、軍靴の足音も大きくなってきたような。うわあ、どうなるの……?2020/06/18
KOU
10
年に一度のお楽しみも第8巻。今巻は「嵐のあとに」が良かったな。 『Nemuki+』2018年5月号の第三十五話から2019年3月号の第三十九話までの5話を収録。2020/02/22