出版社内容情報
「戦争を知らない子どもたち」世代として生まれ、昭和、平成、令和をエネルギッシュに駆け続ける女性の視線で切り取った「庶民の暮らしの風景」。
戦後、徳島からの疎開先、丹波・鴨庄に生まれ、里山を駆けめぐって育った著者の半生は、日本の戦後復興から経済成長の過程とそのまま重なる。大学闘争の最中に上京、学生時代を過ごし、恋愛、就職、結婚、出産。夫の海外赴任とともにドイツ、フランスで数年生活した。ベルリンの壁崩壊を経験し、現地の大学で学び、ヨーロッパの文化・歴史に親しむ。帰国後は高校の英語教師として教壇に立ち、いまだに現役。日々高校生たちのみずみずしい感性に触れている。数年前に夫を見送り、いま「峠の茶屋でひと休み」。人生100年時代、子どもを育て、夫を送り、そして……ここからの人生をどう楽しんで生きようかと目を輝かせる女性のエッセイ集。
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