穴山勝堂伝 松と富士―「新興大和絵会」から「日本画院」へ

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  • サイズ B6判/ページ数 410p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784021002755
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0071

出版社内容情報

穴山勝堂は、松岡映丘を師として花開いた大和絵画家。図画教師として奉職しながら、27歳で師に入門した遅咲きの日本画家である。映丘師のもと新興大和絵会創設に参加し、精力的に出品。新興大和絵会解散後に帝展出品を決意、初出品作「夕映えの松」が皇室お買い上げとなる。帝展推薦となったことで教師を退職。映丘師没後は日本画院創立同人となる。戦時下、東京から故郷の山梨に疎開し、東京に戻ることはなかった。80歳で叙勲、富士を描きながら81歳で生涯を閉じた画家の祖父の姿を、数々の資料とその手記を読み解きまとめた評伝。山梨県立美術館所蔵作品収載。

内容説明

松岡映丘を師として花開した画人。

目次

第1章 大和絵と共に(絵が画きたい;松岡映丘師の門へ;松岡映丘と画塾「常夏荘」;新興大和絵会;「新興大和絵会」解散の顛末と「燦木社」;帝展から新文展へ、そして日本画院の創立同人として ほか)
第2章 山梨の自然の中で…莫如静 莫如虚(戦禍を超えて;山梨での作家活動;晩年)

著者等紹介

標宣男[シメギノブオ]
1943年山梨県生まれ、69年東京工業大学理工学研究科修士課程修了、工学博士(東京大学)。日立製作所中央研究所、動力炉核燃料事業団等を経て、88年聖学院大学政治経済学部助教授、92年同教授、政治経済学部長、聖学院大学副学長を歴任。2014年より学校法人聖学院理事。聖学院大学名誉教授。専攻・安全学、リスク論、科学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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