出版社内容情報
知的財産をいかに守り、行使するのか。世界とのビジネスで今必要なのは特許、知財への理解と戦略だ。多数の世界的な企業をクライアントに持ち知財ビジネスの最先端を切り開いてきた著者による、日本再生に向けた若きビジネスパーソンへのメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BluePlanet
6
★3.7(-)2019年3月発行。確かに日本の知財戦略は米国より30年遅れているかもしれない。このままではと杞憂する著者による知財にかけた人生を振り返る。サラリーマンを辞めて、単身米国に。そして特許事務所を開業。著者の知財にかける生き方が、人生論が綴られる。確かにこれから世界と伍していくためにも、知財は重要な鍵となる。それを一人でも多く知ってもらおうと、著者は筆をとったことだろう。それにしても日本が知財の分野でここまで遅れていたとは。特許、意匠権、商標権・・・これら専門家が日本でも早く育って欲しいですね。2019/09/01
くりりんワイン漬け
1
本書は知的財産に携わる方々を特定するものではなく、仕事や日々の生活に対する自分に対する献身がよく分かります。2021/03/22
Yukari Craypas
0
日本の知財に対する問題意識の低さや、特許も出し方次第では無意味なものになってしまうことが分かった。 弁理士の方が書いた本ということで、血気盛んで勝負を重んじるところがあって特色を感じた。著者のことはよく知らずに買ったが、挙がる企業名も大きなものが多く、実力のある方なんだろうなと驚嘆した。そして海外からの仕事の多さ(また海外に評価されて初めて何かを評価する日本…)にも驚きであった。 知財法はまだきちんと学習していないので、学習を一通り終えた後に再読したい。2021/12/08
Sadahiro Kitagawa
0
特許の質と力は申請によって左右される。維持も簡単ではない。 弁理士の山本先生が書かれた本だが、単なる自己PR本ではない迫力がある。 2019/12/11
めぐりん
0
クライアントファーストは、顧客の要望を何でも聞き入れることとは訳が違う。昔から実践していた人がいたということ。仕事の成否は心がけ:正直・素直・謙虚。事故を深く掘り下げずして、他者は理解できない。2019/10/06