内容説明
森林が地球環境保全のために果たす役割は大きい。世界の森で起こったこと、いま起きていることは?健全な森林の減少はくい止められるのか。15人の英知が森林の未来を探る。
目次
1 特集:苦悩と希望の緑(退耕還林の光と陰;森林劣化を加速させる違法伐採;森林火災で乱される永久凍土と森のメカニズム ほか)
2 トレンド・レビュー(アメリカの保全思想と気候変動政策;違法伐採の実態―インドネシアを中心に;モンゴル極北の森林をまもる(1)―森林の特性と現況 ほか)
3 緑のデータ・テーブル(「ポスト京都」という新たな試練―2005年の温暖化の動き;森林ランドスケープ再生―生態学的修復に関するサラゴサ会議から;社会貢献活動としての国内企業の森林整備 ほか)
著者等紹介
井上真[イノウエマコト]
東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻教授。東京大学農学部卒業。専攻は国際森林環境学、森林社会学、カリマンタン地域研究。森林総合研究所研究員、東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻助教授を経て現職。1960年生まれ
鷲谷いづみ[ワシタニイズミ]
東京大学大学院農学生命科学研究科教授。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。専攻は保全生態学・植物生態学。1950年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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