内容説明
昭和13年満洲、昭和16年東京昭和史に一瞬の光芒を放った伝説のプリマドンナとそれをめぐるひとびと。青春の彷徨名曲『北帰行』の作者・宇田博が遺した若き日の長編小説。
著者等紹介
宇田博[ウダヒロシ]
1922年東京生まれ。少年期を旧満州で過ごす。1948年東大文学部仏文科卒業。1950年理研映画に入社。ニュース映画の制作に従事。1955年ラジオ東京(現TBS東京放送)に転じ、報道局長、編成局長を歴任。1977年常務取締役に就任。1983年監査役に就任。1989年退社、顧問となる。日本音楽著作権協会会員、『北帰行』などを作詞・作曲。著書に『落陽の市街図』『大連・旅順はいま』『片道航路』。1995年8月9日永眠
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