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内容説明
インドの少年ビッキーには、家がない。貧しくて、ふつうの学校に行けないビッキーは、駅の10番ホームにある「学校」に通う。うす暗く、机もいすもない、ほったて小屋だ。でもビッキーは、一所けん命に勉強をしている。だれに言われたわけでもないのに…。夢に向かって走る少年ビッキーの、熱い情熱ほとばしる、ヒューマン・ノンフィクション。
目次
1 心の貧しさ、お金のない貧しさ
2 プラットホームで学ぶ子どもたち
3 勉強がしたくてたまらない
4 十三歳のストリートチルドレン
5 夢は路上の子の先生
6 やればできるんだ!
7 だれにでもあるチャンス
8 貧しいことを武器にしろ!
9 お金では手に入らない?
10 さよならは言わない
11 少年が教えてくれたもの
著者等紹介
今西乃子[イマニシノリコ]
1965年、大阪府岸和田市生まれ。シンガポールのホテル勤務、航空会社広報担当などを経て、旅行記、子どもの道徳・倫理問題に関連した執筆をきっかけにフリーライターとなる。インドのストリートチルドレンと出会って以来、ライフワークとして、世界の子どもたちの取材に取り組む。国際理解をテーマにした講演や、小学校の「総合的な学習の時間」の授業などで、講師も務めている。特定非営利活動法人「アジア教育支援の会」理事。日本児童文学者協会会員
浜田一男[ハマダカズオ]
1958年、千葉県市原市生まれ。1984年フリーとなり、写真事務所設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おはなし会 芽ぶっく
15
インド、コルカタ(カルカッタ)、家のない少年ビッキーの学校は、ハウラー駅10番ホーム。将来貧しい子どもたちの先生になりたいというビッキーの生活環境は無理だろうな、と読み進めると、「叶うかもしれない、いや叶って欲しい」と応援している自分がいた。豊か過ぎる子どもたちとは真逆の生活だけれど、その子どもたちよりも心が豊かに思える。2021/01/07
bibliophage
4
向上心、いつでもどんなところでも学ぶことはできる。今日食べられないことよりも学べないことが悔しい。2015/02/09