岩波アクティブ新書
フレスコ画への招待

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  • サイズ 新書判/ページ数 174,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784007000836
  • NDC分類 724.6
  • Cコード C0271

出版社内容情報

イタリア・ルネサンスの作品群,ルーマニアの不思議な教会,ギリシア,敦煌,高松塚古墳….ユーラシアの東西に広がる世界遺産の壁画の多くはフレスコの仲間です.第一人者が鑑賞のポイント,制作のプロセスをご紹介します.

内容説明

システィーナ礼拝堂、ポンペイ、ルーマニアの教会群、ギリシア、敦煌、高松塚古墳…ユーラシア東西に広がる世界遺産の壁画たちはフレスコの仲間です。半永久的な色彩の魅力に迫る旅へようこそ。

目次

1 フレスコ、それは紀元前から新鮮―フレスコ画法の基礎知識(先史時代の天然フレスコ;フレスコ―二つの代表的画法 ほか)
2 イタリアの壁画をみる―フレスコ画をめぐる旅1(街中が美術館―フィレンツェ;トスカーナ地方のフレスコ ほか)
3 ユーラシアの世界遺産の壁画をみる―フレスコ画をめぐる旅2(ルーマニアの不思議なフレスコ;ビザンチンの画法 ほか)
4 現代日本のフレスコ壁画をみる―フレスコ画をめぐる旅3(長谷川路可―日本へのフレスコ紹介者;イタリア・ドッツァでの制作 ほか)
5 フレスコ画を描いてみよう―誰でもできる小さなフレスコ(必要な材料と道具;砂 ほか)

著者等紹介

大野彩[オオノミサオ]
フレスコ画家。1953年生まれ。多摩美術大学油絵科卒業。東京芸術大学大学院壁画科修了(フレスコ専攻)。1995‐96年フィレンツェに留学。’96年ルーマニア・アカデミア壁画科にてフレスコ研修。帰国後、東京芸術大学非常勤講師を経て、現在、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学客員研究員、東京文化財研究所協力研究員。壁画およびタブローとしてのフレスコ制作に携わるかたわら、フレスコ技法に関する研究活動を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユーディット

1
日本のフレスコ作者を代表するような著者の本なので、フレスコ製作の実践について書かれている部分が役に立つ。個人的には旅行記的部分もフレスコ説明に当てて欲しかった。画家や美術史的部分はあくまでも付け足しで残念な気がする。作品を見てみたくなるし実践したくなる本。2015/10/12

はにゅ

0
壁面に絵を描く、その技術について説明。あの芸術作品とかこの名作を交えて分かりやすいのです。岩波アクティブは実用書と新書の間くらいのスタンスで頭でっかちなワタシでもすいすい読めます。2007/06/02

か〜ら

0
歴史や観賞について学ぶのもいいけれど、第5章のフレスコ画作成実践編ばかり熟読してしまう。いつか挑戦するぞお。2008/11/12

めっちー

0
フレスコ画家が書いたフレスコの画法や世界にあるフレスコ画を紹介した本。世界中にあるが、技法は場所によって異なり、高松塚古墳壁画もフレスコの一種だそう。著書達がジブリ美術館にフレスコを描いたが、フレスコがあった記憶がない。左官用石灰の産地が地元近くにあるのが以外。建物に大きく描けて、二千年位保存出来るという利点があり、絵の洗浄をすると鮮やかな色彩が戻るのが素晴らしい。蓮華手菩薩や敦煌莫高窟、サン・フランチェスコ教会等見たいフレスコが沢山ある。短い時間で描かなければならないので、高度な技法を要する画法である。2022/01/07

ちょろちょろ鼠

0
おもしろかった。分量もちょうどいい。2020/11/17

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