出版社内容情報
国際2輪レースやF2レースを席巻したエンジン,新コンセプト・カー「シビック」はどのように生まれたのか? 独創的な技術開発を可能にした「知」のあり方を探る.先行き不透明な時代を生き抜くための刺激あふれる創出論.
内容説明
元ホンダ社長が語る体験的創出論!創出とは「情報」をつくり出すこと。TTレース、F2レースのエンジン開発秘話。空冷・水冷エンジン論争の思いがけない結末。創出の場に必要な「たぬき」。「ひらめき」を生み出すものは?仏教の教えと創造性。
目次
1 科学文明への問いかけ
2 私の創出体験から
3 仏教という教え
4 「悟り」と「ひらめき」
5 創出の問題点
6 仏教と創造性
著者等紹介
久米是志[クメタダシ]
1932年神戸生まれ。静岡大学工学部卒業後、本田技研工業株式会社入社、技術開発に従事。F2レーシングカーのエンジンやホンダのベーシックカー「シビック」などの開発に携わる。(株)本田技術研究所社長、本田技研工業(株)専務取締役を経て、83‐90年、同社社長
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