出版社内容情報
我々は「震災が頻発する地震活性期にめぐりあわせている」。東日本大震災の復興構想会議の議長を務めた政治学者が、近代の三大震災(関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災)における被害の実態、国と社会の対応、当時の政治判断、復興への取り組みを比較・検証し、今後起こるかもしれない震災への備えとする。
内容説明
われわれは「震災が頻発する地震活性期にめぐりあわせている」。近現代の三大震災(関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災)における被害の実態、国と社会の対応、当時の政治判断、復興への取り組みを比較・検証し、今後起こるかもしれない震災への備えとする。阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震に被災者・復興の当事者として関わり、東日本大震災の復興構想会議議長を務めた著者による貴重なノンフィクション。増補決定版。
目次
第1章 関東大震災(海洋プレート型と内陸直下型の連鎖;被災地の惨状;江戸時代・明暦の大火;震災への行政対応;自警団による虐殺;政争の中の創造的復興)
第2章 阪神・淡路大震災(戦後平和を引き裂く直下地震;安全のための第一線部隊;自衛隊出動;生存救出と「震災の帯」;首長たちの初動;復旧・復興の諸局面;創造的復興の行方)
第3章 東日本大震災1―大津波の現場(巨大津波を生んだ海溝型大地震;津波常襲地の三陸海岸;消防団の苦闘;警察の災害対応力;自衛隊の任務;現場主義の奮闘;自治体間の広域支援)
第4章 東日本大震災2―国と社会の対応(日本政府の初動;フクシマの現場;トモダチ作戦;復興構想会議;安全なまちづくりをめざして)
第5章 地震活性期を生きる(リスボン地震との比較;災害対策の現在)
著者等紹介
五百旗頭真[イオキベマコト]
1943年生まれ。兵庫県出身。京都大学法学部卒業、同法学研究科修士課程修了。広島大学助教授、神戸大学教授、防衛大学校長、熊本県立大学理事長、兵庫県立大学理事長を歴任。現在、兵庫県立大学顧問、ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長。法学博士(京都大学)。文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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