岩波現代文庫<br> 大地の動きをさぐる

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岩波現代文庫
大地の動きをさぐる

  • 杉村 新【著】
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 岩波書店(2023/06発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006033408
  • NDC分類 455
  • Cコード C0140

出版社内容情報

大地は動いていないとしたら…? そう考え行った70年前の調査結果は、変形活動が絶え間なく進行していることを示した。自然の本当の姿をのぞき見た著者。いかにして地球の大きな営みの謎解明に挑んだか。ほかの研究者たちとのつながりがからみあい、研究は次第に深まり広がっていく。研究の醍醐味を知る者だからこその名著

内容説明

一九五〇年代のこと。大地は動いていないと仮定して実測してみると…。結果は逆!変形活動が絶え間なく進行していることを見事に示した。自然の真の姿を見て感動した著者。褶曲や活断層をおこす地球の大きな営みの謎解明に挑むことになる。考えの道筋と、仲間とのつながりがからみあい、研究は次第に深くかつ広がっていく。自然を相手にした研究の醍醐味を知る者だからこそ綴れた、金字塔的名著。

目次

1 活きている褶曲
2 地盤沈下の正体
3 海進と海退
4 海水面の変動
5 関東地震
6 地震断層
7 阿寺断層
8 断層の格子模様
9 活発な一〇〇万年間
10 見えない巨大な断層

著者等紹介

杉村新[スギムラアラタ]
1923年東京生まれ。東京大学理学部地質学科卒業。理学博士。元神戸大学理学部教授。2009年日本活断層学会学会賞、2018年東京地学協会メダル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

96
およそ半世紀前の学生時代、著者と上田誠也先生の共著になる名著『弧状列島』を読んだ。その若干後1973年の出版になる本書の底本、シリーズ『岩波科学の本』の一冊は読んでなかった。1950年代、若き研究者(地震地質学者)としてキャリアをスタートさせた著者の経験を、次の世代の若者に対し、試行錯誤も含めて自身の地殻変動に関する研究への取り組み方を噛み砕いて物語る。全く本書を学生のうちに読んでなかったことは残念であった。同じ自然現象を見ても、こんなにも多くの事が論理的に読み取れるのかと感嘆するばかり。⇒2023/08/14

Hiroshi

8
地球の表面ではマントルの上にプレートが載っている。マントルの移動に伴いプレートが動き、海洋プレートが大陸プレートに沈み込む所で海洋プレートと一緒に沈み込んだ大陸プレートが元に戻るのが海溝型地震だ。プレート同士がぶつかり合いプレート内部に歪みが溜まり、その歪みを解放するために活断層が動くのが内陸型地震だ。今はプレートテクトニクスにより地震はこのように説明される。戦後直ぐに研究者となった著者が、地殻変動は過去のもので動いていないとされた学説を覆し、活断層と太平洋の逆断層の地震を解明していった道筋が書かれた本。2024/02/12

aochama

6
約50年前に刊行の本。海進海退、地盤沈下は、地殻変動とは関係ないこと、超長時間かけて地殻変動は起きるものであることを著者の研究の過程も含めて整理されています。現在と比べて情報も通信環境も調査機器も未発達の時代に、非常なご苦労されて、今でも色褪せない研究結果をまとめられたのには敬服しますー。 地学分野はこの50年で劇的に研究が進みましたが、このような地道な研究の積み重ねなんですね。 2024/07/27

1484h

2
名著として有名な本だが、やはり名著だった。元々1973年の本なので、まだ”プレート”の語句も一切出てこないのだが、様々な観測事実の後ろにプレートテクトニクスの影が見切れてるのが面白い。そして、地表の動きまでは捉えられているが、その原因には言及されていないのが興味深い。この現象と原因の間のギャップが壁であり、これを突破したのが、プレートテクトニクスの革命的な点だったんだろうね。2023/08/02

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