岩波現代文庫<br> フードバンクという挑戦―貧困と飽食のあいだで

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岩波現代文庫
フードバンクという挑戦―貧困と飽食のあいだで

  • 大原 悦子【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 岩波書店(2016/03発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 216p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006032975
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0136

出版社内容情報

食べられるのに捨てられてゆく食べ物.一方に,お腹を空かせた人びと.両者をつなぐフードバンクの活動のこれまでとこれからを見つめる。

内容説明

まだ十分安全に食べられるのに、ラベルの印字ミスや規格に合わないなどの理由で生まれる大量の「食品ロス」。その一方で、たくさんの困窮する人々や食べられない子どもたちがいる。両者をつなぎ、「もったいない」を「ありがとう」に変える、フードバンクという挑戦が日本各地で徐々に広まりつつある。携わる人々の思いと活動の実際、これからの課題をわかりやすく示す。

目次

第1章 なぜ、いまフードバンクか(捨てられる食べ物;ほんとうの「期限」とは? ほか)
第2章 フードバンクの誕生―アメリカ大量消費社会のなかで(フードバンクの父;マーケットがやってくる ほか)
第3章 フードバンク、日本上陸(それはひとりのアメリカ人から始まった;いつも腹ペコの子ども時代 ほか)
第4章 日本に根づくか、フードバンク(地産地消型のフードバンク;フードバンクでは「食べられない」? ほか)
フードバンクその後、そしてこれから(貧困が見えてきた;変わらない現実 ほか)

著者等紹介

大原悦子[オオハラエツコ]
ジャーナリスト。1958年東京生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。82年、朝日新聞社に入社。東京本社学芸部記者として文化面などを担当。在職中にハーバード大学ケネディ行政大学院修士課程修了。99年フリーに。2008年より津田塾大学ライティングセンター特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zero1

59
食べられるものを捨てる。日本では食品廃棄が毎日繰り返されている。その量は646万トン(平成27年)。約3割を捨てている。捨てるなら有効に活用しよう。これがフードバンクの役割。生活困窮者、個食の子どもに高齢者。食品ロスと貧困問題を一挙に解決!地域を元気にすることも可能。この運動の先進国アメリカでは物流などシステムが確立している。日本でも外国人が始めたフードバンクが各地で広がりを見せている。人口増でも食料は足りる。分け合えばいいだけ。意味ある本なのにレビュー16件とは実にもったいない!2019/09/29

penguin-blue

40
出版されて10年余り、フードバンクや子ども食堂の話題を目にすることも増えてきた。そういう文化がなかった中、地道に種をまき、道筋を作った創始者たちの苦労と熱意を深く尊敬する。また、家庭や飲食店の買いすぎや贈答品などから生じる無駄より、消費期限や表示ミスなど企業や自治体の融通が利かないルールや慣習から多くのフードロスが産まれていることにショックを受けた。その余りをフードバンクが必要とする反面、無駄を見込んで値上げにつながることもあると思うので、なるべく皆にとって無駄のない仕組みを考えていければいいのだけれど。2023/03/23

s-kozy

31
興味深く読めた。2020/03/31

Nobuko Hashimoto

24
十分食べられるにもかかわらず包装のへこみなどの理由で廃棄される食品を困窮する人々に食べてもらう活動。2008年版では、日本でのフードバンクの活動はまだまだ始まったばかりという段階だったが、2016年版によれば、リーマンショック後、日本でもフードバングの活動が広がり、団体数や活動の多様性も増しているという。しかし、いずこも活動資金には事欠いており継続が危ぶまれている。食品ロスや貧困を減らす努力も大事だが、どうしても出てしまう余剰食品を活用して現に困っている人を救済する活動もまだまだ必要。支援が望まれる。2016/09/19

MOKIZAN

23
「もったいない」という言葉を持ちながら、「MOTTAINAI」からは程遠い食材消費をしていると感じるこの国。バンク事業の展開を自発的、長期活動として維持し続けたのが、他国から来られた方だったというのも、そんな国なればこそかな。ボランティアについて日米の市民感覚の相違について、全く意識していなかったので、とても新鮮に受け止めた。また、こういった地べたの市民活動テーマ本に有りがちな、周囲、行政の現状況の非難に走ることもなく、飽くまで本題に沿った記述をされていることには、好感を覚えました。2016/09/05

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