出版社内容情報
食べられるのに捨てられてゆく食べ物.一方に,お腹を空かせた人びと.両者をつなぐフードバンクの活動のこれまでとこれからを見つめる。
内容説明
まだ十分安全に食べられるのに、ラベルの印字ミスや規格に合わないなどの理由で生まれる大量の「食品ロス」。その一方で、たくさんの困窮する人々や食べられない子どもたちがいる。両者をつなぎ、「もったいない」を「ありがとう」に変える、フードバンクという挑戦が日本各地で徐々に広まりつつある。携わる人々の思いと活動の実際、これからの課題をわかりやすく示す。
目次
第1章 なぜ、いまフードバンクか(捨てられる食べ物;ほんとうの「期限」とは? ほか)
第2章 フードバンクの誕生―アメリカ大量消費社会のなかで(フードバンクの父;マーケットがやってくる ほか)
第3章 フードバンク、日本上陸(それはひとりのアメリカ人から始まった;いつも腹ペコの子ども時代 ほか)
第4章 日本に根づくか、フードバンク(地産地消型のフードバンク;フードバンクでは「食べられない」? ほか)
フードバンクその後、そしてこれから(貧困が見えてきた;変わらない現実 ほか)
著者等紹介
大原悦子[オオハラエツコ]
ジャーナリスト。1958年東京生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。82年、朝日新聞社に入社。東京本社学芸部記者として文化面などを担当。在職中にハーバード大学ケネディ行政大学院修士課程修了。99年フリーに。2008年より津田塾大学ライティングセンター特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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