出版社内容情報
人倫の崩壊した時間のなかで,人は何ができるのか.南京事件を中国人知識人の視点から手記のかたちで語る,戦後文学の金字塔.(解説=辺見庸)
内容説明
同志社大学の創立者新島襄は、キリスト教の信仰と伝道に生涯を賭けた宗教家、教育者。幕末に脱国してアメリカに渡り、西洋の文化、学問にふれた青年は、日本で最初のキリスト教主義大学の設立を決意する。帰国後、多くの困難、迫害に立ち向かいながら、布教と学校設立に挺身する。その人と思想は、日本の近代思想、教育に多大な影響を与えた。本書は、様々な資料を使いながら、新島襄への共感を込めて描かれた最良の評伝である。
目次
序章(幕末の国外脱出者;新島襄の誕生と家系 ほか)
第1章 自由と文明へのあこがれ(海のかなたへの関心;不安と動揺の一年二か月 ほか)
第2章 長期にわたるアメリカ滞在(無一文の亡命客;清教徒的風土の中で ほか)
第3章 京都に同志社を創立(帰国;イエス・キリストの奴隷 ほか)
第4章 東に奔り西に走る(自責の杖;マジメ人間の道楽 ほか)
著者等紹介
和田洋一[ワダヨウイチ]
1903‐1993年。同志社大学名誉教授。京都帝大文学部独文科卒。1931年、同志社大学予科教授。中井正一らと雑誌『世界文化』を編集、軍部ファシズムに抵抗した。1949年、同志社大学文学部社会学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
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