岩波現代文庫<br> ゆびさきの宇宙―福島智・盲ろうを生きて

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岩波現代文庫
ゆびさきの宇宙―福島智・盲ろうを生きて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006032814
  • NDC分類 916
  • Cコード C0123

内容説明

目が見えず、耳も聞こえない。ヘレン・ケラーと同じような障害をもつ東大教授・福島智。三歳で目に異常がみつかり、四歳で右眼を摘出。九歳で左の視力も失う。一四歳で右耳、そして一八歳ですべての音も奪われる。無音漆黒の世界にただ一人。果てしない宇宙に放り出されたような孤独と不安。それを救ったのが母の考案した「指点字」とその「通訳」の実践だった。これまでいくつものバリアを突破してきた。生きること自体が戦いだ―。彼に引き込まれ、追いかけながら、考えた。生きるって何だろう。

目次

盲ろうとは―「黙殺」されてきたその存在
誕生と喪失―三歳で右失明、九歳で左も
わんぱくと音楽―盲学校・一四歳で片耳に不安
男版ヘレン・ケラーとちゃうか―八一年二月の俺・全盲ろうに
指点字考案―母から見た智
「通訳」誕生―トムとケティー
結婚―夫婦げんかに指点字通訳
「適応障害」―福島智を生きるということ
仕事と研究1―バリアフリーって何?コミュニケーションって何?
仕事と研究2―セーフティ・ネットって何?自立って何?
仲間たち―人生は冒険
自画像―ありのままの福島智
子どもたちへ―福島流「生きる哲学」

著者等紹介

生井久美子[イクイクミコ]
朝日新聞記者。京都市生まれ。上智大学文学部心理学科卒。1981年朝日新聞入社。仙台支局、政治部をへて、医療や介護、福祉の現場取材を続ける。近年は「プロメテウスの罠」取材班で「残ったホーム」を連載。ファイザー医学記事大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

55
内容案内によると:「盲ろう者として幾多のバリアを突破してきた東大教授・福島智の生き方に魅せられたジャーナリストが密着」というもの。2023/01/17

紫羊

22
ジャーナリストの目を通して語られる福島智さんのこれまでの人生。人とのつながりの大切さを思った。自分に与えられたコミュニケーションの手段を、人を傷つける凶器ではなく、人とつながるための道具として喜びをもって活かしていきたい。2023/10/30

ゆき

6
盲ろう者で東大教授であることくらいしか知らなかった。9歳で視力を失い、18歳で聴力も失いながら、日本で初めて大学に進学した。様々な難題を乗り越えてこられた福島さんもすごいが彼を支える人たちの愛情・熱量を感じた。家族のこと、恋愛、結婚、病気のことなど赤裸々に語られる半生。子どもたちへ向けた“「生きること」ができていれば「人生というテストの点数」は、それだけでももう90点くらいだと私は思います。” の言葉に私が励まされ、涙する。2020/11/18

tellme0112

5
すごい本だった。魂を揺さぶる本だった…。出会えて良かった。妻とのケンカあり、適応障害に苦しむ面も興味深く読んだ。イチゴのテストに涙した。「神のみわざ」「使命」が心に響いた。9歳が祖父を慰める言葉にも。通勤中に読んだけど、号泣しそうで途中で何度も休憩を挟む。ところで、「アイコン」という言葉をこの本で初めて知った。IWJ岩上さんを思った…。パイオニアとしての使命を感じて働いて来たんだろうなあ~。どうか、お大事に。2015/03/09

Yuko

4
初めて福島智さんの講義を受けたのは4年前だった。指点字を初めて見た。介助者の指点字を通じて、参加者からの質問にユーモアを交えてご自身の声と言葉で答えられていた。福島さんの辿った困難の数々から受けた衝撃と感動は言葉にならないままに呆然とするだけだった。 福島さんが極度の負担により適応障害になったことも記述されていた。彼しか背負えない責務を生きるその過酷さは想像の域を遥かに超えている。 出版から6年。盲ろう者の困難が少しでも軽減される社会が実現されたのだろうか・・ 2021/11/18

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