内容説明
人と語り合い議論することをこよなく愛した丸山眞男氏。その時々に良き相手を得てくりひろげた座談をセレクトする。対話者は学者・作家・ジャーナリストなど広範な分野におよび、主題は学問はもとより時事問題から芸術まで多彩をきわめる。知性と感性の響き合う闊達な座談の中から、類いまれな同時代史が立ち上がってくる。下巻は1965~93年の七篇を収録。
目次
現代における平和の論理(住谷一彦;丸山眞男)
日本の言論(丸山眞男;森恭三)
普遍的原理の立場(鶴見俊輔;丸山眞男)
近代日本と陸羯南(植手通有;西田長寿;丸山眞男)
「クリオの愛でし人」のこと(萩原延寿;丸山眞男)
歴史のディレンマ―マルクス、ウェーバー、ポパー、をめぐって(世良晃志郎;丸山眞男)
岡義武 人と学問―丸山眞男氏に聞く(篠原一;丸山眞男;三谷太一郎)
著者等紹介
丸山眞男[マルヤママサオ]
1914‐96年。政治学者、思想史家
平石直昭[ヒライシナオアキ]
1945年生まれ。東京大学社会科学研究所教授を経て、東京大学名誉教授。政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
58
新聞論と丸山先生の学生時代の話が面白かったが、ほかは理解できたかできないかというところ。共通する文脈のような知識体系が存在するようだが、私はそれを持ち合わせていない。世界はまだ今に比べてシンプルだった時代のはずなのだが。2018/12/24
えむ
2
丸山眞男の座談から特色あるものを選んだアンソロジー。個人的には、現状批評的な座談よりも、丸山の本領である日本政治思想史に関する対談や他の学者に関する追想の方が面白く読めた。2017/07/11
check mate
0
日本三大おしゃべり学者、ここにありって感じ。2016/01/12
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