岩波現代文庫
日本の空をみつめて―気象予報と人生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006032531
  • NDC分類 451.04
  • Cコード C0144

出版社内容情報

気象学の研究や予報の現場で六十年にわたり活躍してきた著者の気象エッセイの到達点.四季や雲,雨,風,雪といった身近な自然現象から俳句や故事成語を交えて文化や歴史を考察する.戦争と気象予報との関わりや,人生の困難の中で見る空の記述は,「天気」がわれわれの生きることと深く関わっていることを,感動とともに読者に伝えてやまない.

内容説明

気象学の研究や予報の現場で六十年にわたり活躍してきた著者の気象エッセイの到達点。四季や雲、雨、風といった身近な自然現象から俳句や故事成語を交えて文化や歴史を考察する。戦争と気象予報との関わりや、人生の困難の中で見る空の記述は、「天気」がわれわれの生きることと深く関わっていることを、感動とともに読者に伝えてやまない。

目次

1 空をみつめて(青春の道標;自己実現をめざして)
2 季節と言葉(季節アルバム;季節ノート)
3 人文気象学を求めて(暑さと日本人―気象から見た日本文化論の一例題;風水害の時代的変容と防災気象情報のゆくえ―日本気象学会二〇〇五年度藤原賞受賞記念講演)

著者等紹介

倉嶋厚[クラシマアツシ]
1924年長野市に生まれる。49年中央気象台付属気象技術官養成所研究科(現・気象大学校)卒業。理学博士。気象庁防災気象官、主任予報官、鹿児島気象台長などを歴任。84年気象庁定年退職後、NHK解説委員となり気象放送の発展に力をつくすとともに、気象キャスター、気象エッセイストとして活躍する。2011年日本気象学会名誉会員に推薦され現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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マーさん

0
気象友の会を知った。季節のことばを知って、豊かになる。2017/06/27

こばこ

0
倉嶋さんの、おそらく最新の気象歳時記本。その中では、戦中の話がかなり新鮮だった。(この文章が書きおろしかな?と思ったのですが、これもどこかで書かれたものだそう。)戦中に20歳近くであった世代はもう90代となりつつあるので、こういう「生の」声っていうのは貴重。気象に従事しているなかで、戦争というまで背景状況が変貌するというのはあまり想像ができないため、そうした体験をした方の言葉は傾聴に値する。2017/02/04

zoe

0
私にとっては大先輩(どこの、とは言いませんが)の著作。 ここまで一つのことが好きで、突き詰められるのは単純に素晴らしいと思う。 そして詩や文学に対する造詣も深い。 こんな幅のある人になりたいものです。2020/12/27

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