出版社内容情報
柔軟性に欠けた大人の脳は，学習には向かないのか．子どもへの教育は早ければ早いほど，有効なのか．本書では最新の脳科学の研究に基づいて脳のメカニズムを平明に解説し，効率的に脳を発達させる方法を親や教師たちに示唆する．早期教育の是非，熟年世代の学びの可能性，発
内容説明
柔軟性に欠けた大人の脳は、果たして学習に向かないのか。子どもへの早期教育は、早ければ早いほど有効なのか。本書は最新の脳科学の研究に基づいて、脳のメカニズムを平明に解明し、効率的に脳を発達させる方法を親や教師たちに示唆する。早期教育の是非、熟年世代の学びの可能性、発達障害等、切実な主題について脳科学の立場から考察する最も実践的で信頼できる一冊。
目次
脳の発達・発育
幼児の言葉と数
数学のための脳
読み書きのための脳
読みの学習とその障害
社会的発達・情動的発達の障害
思春期の脳
生涯にわたる学習
記憶と想起
さまざまな学習法
脳の学習力を活用する
脳研究を支える技術
著者等紹介
ブレイクモア，サラ‐ジェイン［ブレイクモア，サラジェイン］［Ｂｌａｋｅｍｏｒｅ，Ｓａｒａｈ‐Ｊａｙｎｅ］
ロンドン大学認知神経科学研究所教授
フリス，ウタ［フリス，ウタ］［Ｆｒｉｔｈ，Ｕｔａ］
ロンドン大学認知神経科学研究所教授
乾敏郎［イヌイトシオ］
京都大学大学院情報学研究所教授。認知神経科学
山下博志［ヤマシタヒロシ］
大阪学院大学情報学部准教授。比較心理学
吉田千里［ヨシダチサト］
大阪大学大学院工学研究科特任研究員。認知心理学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Moloko
4
様々な実験や症例観察から得られた神経科学の知見から、教育方法の論争で交わされる早期教育の意味や、学習に支障を抱えた子供達への教育法や、我慢することと勉強の成績との関連等の論点に科学的な答えを示そうと試みた本。多少、内容が古いこともあるが、科学的に示せる答えの限界を意識したもので、神経科学の勉強にもなった。2018/04/04
カナトキ
2
子どもの発達と脳科学、発達障害と脳科学、脳科学から考える学習や教育、これらをテーマに本書を読みました。既に最新とは言えないほど日々進歩しているこの分野ですが、著者らをはじめ多くの研究者によって解明されてきた成果は私たちの仕事や生活に計り知れない影響と希望を与えてくれています。改めて脳を意識して毎日を過ごしていかねばと痛感しました。2018/10/29
すぐる
1
◎：脳科学と学習。2013/08/15
すみす
0
脳は一部欠損して機能を失っても他の部位がその働きを補うや、歳をとっても脳は成長する、同じ記憶するという行為でもその内容によって働く部位が違う等、脳の基本を学べる書。一部なるほどと思う記述はあったが少々古い書ということもあり知っている内容も多かった。2023/06/10
