岩波現代文庫<br> 政治家とリーダーシップ―ポピュリズムを超えて

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岩波現代文庫
政治家とリーダーシップ―ポピュリズムを超えて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006031657
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0131

内容説明

二〇〇一年の小泉首相の登場以来、政治の劇場性が高まる今日、テレビ・メディアは政治を通俗化して、現代人が公共善を認識せず個別利害に執着する傾向を助長している。ポピュリズムを超えて世界に貢献するために、日本の政治家にはいかなるリーダーシップが求められるのか。日本史やイスラーム史から教訓を引き出し、「文明の対話」を可能にする戦略的構想を追究する。

目次

序章 指導者と教養とポピュリズム―判断力を培う
第1章 指導者における総合力と大局観―歴史に学ぶ
第2章 リーダーシップの条件―外相と外交官の場合
第3章 文明の対話と日本―衝突とテロを超えて
第4章 ポピュリズムを超えて―教育の刷新
終章 中東の政治力学とリーダーシップ―国民国家・地域世界・国際秩序

著者等紹介

山内昌之[ヤマウチマサユキ]
1947年札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業。東京大学学術博士。カイロ大学客員助教授、ハーバード大学客員研究員などを経て、東京大学教授。歴史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

21
ポピュリズムの恐ろしさと国民の責任を考えさせられます。教養や常識の話のみならず美意識、誇りも大きな要素なのではないかと思います。2024/12/30

Francis

10
これも長い間積ん読していた本。小泉純一郎内閣時代に書かれたものだが、内容は決して古くなってはいない。この本が出た後で民主党政権、安倍晋三内閣が登場したが、政治・政治家の劣化はますますひどくなっている。なぜ政治がここまで腐ってしまったのか。それは政治家や国民から教養、あるいは常識が失われてしまったことが大きいと説く。案外平凡なことなのだが、この平凡なことがすっかり忘れられてしまったのは全く悲しいことである。後半の中東情勢についてもリアリズムに基づく情勢分析は今振り返ってみても鋭いものがあると感じた。2020/04/19

うえ

7
「政治学者ジョン・ポーコックの表現を借りるなら、自分の利害関係を考える時にまず重要なのは、欲求と情念の問題なのである。徳をもたない人間は「情念と空想の生き物」にすぎない…情念は徳と比べるなら、驚くほど人間を腐敗させる潜在的な可能性が高い…民主主義の祖国アメリカでも…政治家が公共善を守る徳をもつかどうかは、選挙を通して有権者によって判断される。しかし、有権者たる市民がすでに徳をもたない場合も多かった。もしそうなら、選ばれた代表としての政治家の徳も疑わしい…腐敗するのは政治家だけでなく市民にも同じ危険がある」2021/05/20

バイオ燃料

1
政治において求められる資質を説いた作品だが、政治に限らず市民にも範囲が及ぶと述べている。2008年に刊行されたため、時事としてはやや古い題材を扱っている。しかし、そこから指導者や市民に足りない条件を指摘する点は今でも通用する内容だと感じる。副題にあるように、本書の内容はポピュリズムの超克にも通ずるものがあり、特に第4章の教育に関する部分はとても興味深かった。題に対する結論も明快で読後の満足感も得られた。ただし、終章の中東政治はやや題から逸れた感があり、結論に至るまで少し冗長に感じられた。2019/01/17

Yohei Seki

1
現代日本においてあるべき政治家、指導者の像を、著者の専門である中東・イスラムの歴史や、古今東西の金言をひもとくことによって示している。指摘はそれだけにとどまらず、政治家を支える国民や教育の在り方にも及ぶ。「~官僚批判をするのに急なあまり、デモクラシーの社会において、きちんとした大局観や総合力をもち国民の利益に奉仕するエリートをどう育てるべきかといった議論が国民世論に欠けている~」本文より。歴史の法廷に立つ覚悟を求められているのは、リーダーだけではない。2012/08/26

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