出版社内容情報
激しい痛み,入院の繰り返し,そして失職.そんな悲しみの淵で,遭遇した神秘体験.30年の年月を原因不明の病気とともに生きてきた著者が,癒され生きがいを持つことができるようになるまでの道程を静かに語りかける.
内容説明
激しい痛み、入院の繰り返し、そしてついに失職。そんな悲しみの淵で遭遇した神秘体験。三〇年もの年月を原因不明の病気とともに生きてきた著者は、それらの日々をいかに受け止めてきたのか。医師や看護婦との出会い、音楽や絵画の楽しみ、科学と宗教をめぐる思索を語り、苦しみの生の中の生きがいについて静かに語りかける。
目次
病む
神秘体験
自我の超越
生きがい
生きがい感の生命科学
病床より
著者等紹介
柳沢桂子[ヤナギサワケイコ]
1938年、東京に生まれる。お茶の水女子大学卒業、コロンビア大学大学院修了。慶応義塾大学医学部助手、三菱化成生命科学研究所主任研究員を経て、現在サイエンスライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
3
【ココロの琴線に触れたコトバ】身に降りかかってくる問題は、分析してみると意外と小さいことが多い。分析の第一段階は、問題を書き出してみることである。そのなかから、行動に移すことによって解決可能なものと現時点では行動に移せないものとを分類する。行動に移せるものは、できるだけ早く行動に移し、行動によって解決できないものは、次の機会が訪れるまで心の隅にしまっておくことにする。2015/11/06
まゆみり
0
生は不思議なもの2015/04/06
川山空人
0
ここ数年、個人的に考えていたことの共通点やヒントが散りばめられているような一冊。 ある意味とても驚いた。 一読して損はないどころか、折にふれ再読しそうである。2020/06/10