岩波現代文庫<br> 甦る鼓動

岩波現代文庫
甦る鼓動

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  • サイズ 文庫判/ページ数 533p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006030025
  • NDC分類 916
  • Cコード C0136

出版社内容情報

誤解と美談につつまれた臓器移植はどのように確立されたのか.日米の最先端の医療現場の長期取材にもとづいて,苦闘する医師と研究者,患者と家族の世界を描ききった必読の長篇ノンフィクション.岩城裕一解説.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

s2013253

1
(AA)甦る鼓動というタイトルからは色々な中身が想像されるが,内容は臓器移植に関してである。1990年以前のことがほとんどだが,岩波現代文庫版のあとがき時点でようやく「本人の意思と家族の同意」で臓器移植が可能,「本人が拒否しておらず家族が同意」になって本格的に臓器移植が行われるようになるのが民主党政権下ということを考えても,決して古い話ではない。どうしても専門用語が多くなるのでその分読みづらさはあるが,読む事に挑戦してみる価値はあると思う。2013/09/12

katta

1
発表は1991年。その当時の臓器移植について、様々な角度から取材し将来をも見据えて書かれた傑作ノンフィクション。今読むと、いまさらなところと未だに解決されない問題と明確にわかり、現代における問題、日本人の死生観がよくわかる。必要なのは教育と啓蒙。2009/06/11

go

0
「医師は自分の患者にベストを尽くしたかどうかということが一番問われる」 国内における生体肝移植第1号を執刀した永末氏の言葉。 刊行から20数年経つが、全く古びておらず、医療者の飽くなき挑戦を引き込まれるように読んだ。2023/11/14

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