岩波現代文庫<br> 映画誌への招待

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岩波現代文庫
映画誌への招待

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006023812
  • NDC分類 778
  • Cコード C0174

出版社内容情報

古い映画、新しい映画というものはない。どんなに昔に撮られたフィルムでも、今ここで観ているかぎり、もっとも新しいフィルムなのだ。実写とアニメ、劇映画とドキュメンタリー。これまで信じてきた映画の枠組みが、どんどん解体していく。映画には単純な歴史などない。ただいつまでも変化していくばかりなのだ。


【目次】

Ⅰ 映画史への提言
 1 南インドの教え
 2 映画史を教える
 3 歴史と映画
 4 国家という単位
 5 時代の設定
 6 複数の層と水準

Ⅱ 映画史はいかにして可能か
 1 複数の歴史
 2 サイレントの継承者
 3 夢のスクリーン
 4 ファシズムの魅惑
 5 誰がパゾリーニを畏れるか?
 6 音声とはなにか?
 7 日本映画と弁士
 8 映画と恐怖
 9 オペラから映画へ
 10 歌舞伎と映画
 11 メロドラマのすばらしさ
 12 観ることの歴史

Ⅲ 日本映画研究の三十年
 1 日本映画研究への提言
 2 「映画史」から「映画誌」へ

Ⅳ 映画はいかに語られてきたか

  引用 1895-1998
  用語集

  あとがき
  岩波現代文庫版へのあとがき

内容説明

古い映画と新しい映画というものはない。どんなに昔に撮られたフィルムでも、今ここで観ているかぎり、もっとも新しいフィルムなのだ。実写とアニメ、劇映画とドキュメンタリー。これまで信じてきた映画の枠組みが、どんどん解体されていく。映画には単純な歴史などない。ただいつまでも変化していくばかりなのだ。画期的な映画入門。

目次

1 映画史への提言(南インドの教え;映画史を教える;歴史と映画;国家という単位;時代の設定;複数の層と水準)
2 映画史はいかにして可能か(複数の歴史;サイレントの継承者;夢のスクリーン;ファシズムの魅惑;誰がパゾリーニを畏れるか?;音声とはなにか?;日本映画と弁士;映画と恐怖;オペラから映画へ;歌舞伎と映画;メロドラマのすばらしさ;観ることの歴史)
3 日本映画研究の三十年(日本映画研究への提言;「映画史」から「映画誌」へ)
4 映画はいかに語られてきたか(引用 1895‐1998;用語集)

著者等紹介

四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年、大阪府箕面に生れる。映画・比較文学研究家。エッセイスト、詩人。東京大学で宗教学、同大学院で比較文学を学ぶ。長らく明治学院大学で映画学を講じ、コロンビア大学、ボローニャ大学、中央大学(ソウル)などで客員教授・客員研究員を歴任。サントリー学芸賞、講談社エッセイ賞、伊藤整文学賞、桑原武夫学芸賞、芸術選奨文部科学大臣賞、鮎川信夫賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Sam

44
既読だが文庫化(増補加筆あり)を機に再読。歴史や国家、時代設定といった大きなテーマから、サイレント、夢やファシズム、あるいはオペラ・歌舞伎・メロドラマといった隣接ジャンルとの関わり等、映画を観る・語るうえで認識しておくべき様々なテーマが著者らしい硬質な文章で密度濃く述べられている。30年近く経っても色褪せない内容で今回も面白く読了。なお、初版時の「映画史」から今回は「映画誌」とされているが、これは「映画について言及し、映画に関わることの一切を表象する言説の集合体」としてはこの方が適切だと考えからだそう。2026/05/29

A.T

21
1895年リュミエール兄弟がシネマトグラフを発明して100年が経過した頃に執筆した映画史概論から、時間軸と地理軸を突破しつつ自由な評論活動の意味を込めて造語「映画誌」と命名した四方田犬彦独自の映画論まで。読み逃せない内容がぎっしり。個人的には、制作する側の目線を初めて意識した映画「そして船は行く」(フェリーニ1983年)についての部分「…冒頭のわずか十分間のうちに、これまで映画が体験してきた変遷を一気に圧縮して見せてしまう…」乗客、つまり主な登場人物が豪華客船に乗り込む冒頭のシーンが、モノクロの2026/04/27

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