出版社内容情報
次男を喪い砂漠のように乾ききった著者の心を救ったのは、一冊の絵本だった。それをきっかけに、著者は大人にとっての絵本の意味を見出す。著者自身の絵本との不思議な出会いから、大人にとって癒しとなる絵本の効果、子どもの心を育てる絵本の読み聞かせの効果などを、多くのエピソードをまじえて語る。(解説=落合恵子)
【目次】
内容説明
次男を喪い砂漠のように乾ききった著者の心を救ったのは、一冊の絵本だった。それをきっかけに、著者は大人にとっての絵本の深い意味を見出す。自身の絵本との不思議な出会いから、大人の心の癒しとなる絵本の可能性、子どもの心を育てる絵本の読み聞かせの効果などを、多くのエピソードをまじえて語る。巻末に「おとなにすすめる絵本」51冊のリストを付す。
目次
プロローグ いのちの泉・絵本との出会い
1 悲しみを心の糧に(「白い馬」の心がひらいた世界;六歳児が胸に刻んだ弟の死;悲しみを「生きる明日」の糧に)
2 絵本がひらく新しい表現世界(星野道夫・写真と言葉の共振;「書」は心の舞のあと;ゴリラ語のはじめての絵本;愛着をもって描かれた雲たち;翻訳作業で見出す絵本の深さ)
3 おとなこそ絵本を座右に(生き方の転換・一七〇〇通の葉書;「生と死」、そして愛と悲しみと;沖縄の少年と『はっぴいさん』の問い;想像力を取り戻そう;心のもち方への気づき;人生にどう答を出すか)
4 心と言葉の危機の時代に(「おとなこそ絵本を」第二弾へ;絵本は人生の伴侶、家族の文化)
おとなにすすめる絵本(心の砂漠にうるおいを おとなにすすめる絵本 第1弾24冊;心と言葉の危機の時代に おとなにすすめる絵本 第2弾27冊)
著者等紹介
柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936年、栃木県生まれ。NHK記者を経てノンフィクション作家に。1972年『マッハの恐怖』で大宅壮一ノンフィクション賞、1995年『犠牲 わが息子・脳死の11日』などで菊池寛賞を受賞。2000年頃から絵本の深い可能性に注目して、全国各地で絵本の普及活動に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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