出版社内容情報
子どもの本の「名作」について、心理学者の河合隼雄、詩人の長田弘の二人が、縦横無尽に語る対談。『赤毛のアン』『モモ』など、具体的な子どもの本の名作を数多く取り上げつつ、大人が読んでも新たな発見があり、重要な意味があるということを語る。読書の達人による、子どもの本の「名作」ガイド。(解説=河合俊雄)
内容説明
子どもの本の「名作」について、心理学者の河合隼雄、詩人の長田弘の二人が、縦横無尽に語る対談。『赤毛のアン』『モモ』など、具体的な子どもの本や絵本の名作・傑作を数多く取り上げつつ、大人が読んでも新たな発見があり、重要な意味がある、ということを明らかにする。読書の達人でもある二人の碩学による、子どもの本の「名作」ガイド。
目次
1 子どもの本のメッセージ
2 子どもの本を読む(赤毛のアン/若草物語;エミールと探偵たち/名探偵カッレくん/ドラゴンをさがせ ほか)
3 絵本を読む
4 子どもと大人、そして社会
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928‐2007年。兵庫県生まれ。臨床心理学者。京都大学理学部卒業。京都大学教授、国際日本文化研究センター所長、文化庁長官などを歴任
長田弘[オサダヒロシ]
1939‐2015年。福島市生まれ。詩人。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よこたん
23
“〜その絵本そのものを取っておくのではなくて、その絵本の記憶を取っておく。記憶を取っておきたいのは、その絵本によって自分が得た大事な時間が、そこにあるということのためだろうと思うんです。(長田)” 心理学者の河合隼雄、詩人の長田弘のお二方のおそらく30年近く前の対談集。長田さんの熱い語り(そしてすごい読書量)に共鳴しつつ、時々くだらない冗談やダジャレを挟む河合先生。テーマはとっつきやすそうでもやはり難解だったりするのに、心地よくいつまでも浸っていたくなる。もう、いらっしゃらないんだなぁ。さみしいなぁ。2025/08/23
ドラゴン
0
児童書のブックガイドとして秀逸。登場する本を順番によんでみたくなる。2025/04/01
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