出版社内容情報
非常時というかけ声のもと、同調圧力が強まるなかで、この社会の「育む力」は失われつつあるのかもしれません。自分自身で考え、行動しようとする若い人たちと、かれらを取り巻く大人たち。誰もが自分のなかの埋もれた「リーダー」を掘り起こし、「育む力」を育むには……。村ぐるみの選挙不正を告発した一人の少女をめぐるエッセイを新たに増補。(解説=若松英輔)
内容説明
非常時というかけ声のもと、同調圧力が強まるなかで、この社会の「育む力」は失われつつあるのかもしれません。自分自身で考え、行動しようとする若い人たちと、かれらを取り巻く大人たち。誰もが自分のなかの埋もれた「リーダー」を掘り起こし、「育む力」を育むには…。村ぐるみの選挙不正を告発した一人の少女をめぐるエッセイを増補し、新たに岩波現代文庫としてお届けします。
目次
ほんとうのリーダーのみつけかた(群れというもの;あなたのなかのリーダー;チーム・自分)
今、『君たちはどう生きるか』の周辺で
この年月、日本人が置き去りにしてきたもの
引っ掛かる力、そして新しいXさんの出現を―『村八分の記』(石川さつき著)を読む(ことの発端;その二年前に起きた事件;朝日新聞静岡支局への投書、村びとからの村八分;朝日新聞本社への投書、その全国的な反響の大きさ;村の同級生、Bさんの立場と意見;「細胞」の生き方;六十三年後;「引っ掛かる」力;いつか、新しい「Xさん」の出現が
著者等紹介
梨木香歩[ナシキカホ]
1959年生まれ。作家。小説に『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』『丹生都比売 梨木香歩作品集』『家守奇譚』『冬虫夏草』(以上、新潮社)、『村田エフェンディ滞土録』(角川書店)、『f植物園の巣穴』『椿宿の辺りに』(以上、朝日新聞出版)、『岸辺のヤービ』『ヤービの深い秋』(以上、福音館書店)、『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(理論社、のち岩波現代文庫)、『海うそ』(岩波書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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