出版社内容情報
かつて江戸東京では町々に寄席があり、庶民の娯楽の場として大いに賑わった。本書では、長い芸歴で多くの寄席に出演してきた六代目圓生が、寄席が繁盛した時代の記憶を語り下ろす。各地の寄席それぞれの特徴、雰囲気、周辺の街並みから、心にのこる芸人、芸談、逸話まで、粋な口跡を活かして克明に綴る。(解説=寺脇研)
内容説明
かつて江戸東京では町々に寄席があり、庶民の娯楽の場として大いに賑わった。本書では、長い芸歴で多くの寄席に出演し続けた六代目圓生が、寄席が繁盛した時代の記憶を語り下ろす。それぞれの席の特徴、雰囲気、周辺の街並みから、心にのこる芸人、芸談、逸話まで、粋な口跡のままに克明に綴る。北海道から九州まで各地の寄席も紹介。聞き手・山本進。全四巻完結。
目次
寄席の今昔
日本橋
京橋
神田
下谷
浅草
芝
本郷
牛込
小石川
四谷
麻布
赤坂
本所・深川
麹町
横浜
横須賀・小田原・川崎
東海道
上方
九州
北陸
上州
東北・北海道
著者等紹介
三遊亭圓生[サンユウテイエンショウ]
1900‐1979年。藤語家。子ども義太夫を経て落語家に転向、橘家圓童で初高座。20年橘家圓好で真打。41年六代目三遊亭圓生を襲名。45年春、志ん生らと共に満洲に渡り慰問公演を行い、大連で終戦を迎える。戦後は完成度の高い高座を披露、押しも押されもせぬ大看板として活躍。65‐72年落語協会会長。68年芸術選奨文部大臣賞、72年芸術祭大賞、73年勲四等瑞宝章を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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