出版社内容情報
謎のクノッソス宮殿,ゼウスの神域やオイディプス伝説のふるさとなど,神話や古典の世界が今なお息づく遺跡を巡り,エーゲ海の光と風にふれ,信仰厚き人々の歓待に生きた伝統を見る.ギリシアの魅力をまるごと味わう歴史・文学紀行.
内容説明
謎のクノッソス宮殿、ゼウスの神域やオイディプス伝説のふるさとなど、神話や古典の世界が今なお息づく遺跡を巡り、エーゲ海の光と風にふれ、信仰厚き人々の歓待に生きた伝統を見る―。東方世界と西洋の交錯する場ギリシアの各地を探訪、古代から現代までが重層する文化を、神話、叙事詩等の紹介とともに読みとく至福の旅。
目次
第1章 新しいギリシア像に向けて―アテネとその周辺
第2章 自然への畏敬―ミノア時代の遺跡を訪ねる
第3章 人々との出会い―クレタ史概観
第4章 エーゲ海の光と風―キュクラデス諸島を行く
第5章 古代コリントスの盛衰―使徒パウロの足跡まで
第6章 ミュケナイの朝―運命・自然・人間
第7章 アルゴス・ナフプリオン・エピダウロス―合理と非合理の問題をめぐって
第8章 ペロポネソス半島を行く―ゼウスの神域オリュンピアを中心に
アポロンの神苑デルフォイと北西ギリシア―ギリシア的ヒューマニズムの構造
第10章 ギリシア・ビザンティン紀行―ヘブライズムとヘレニズムの出会い
著者等紹介
川島重成[カワシマシゲナリ]
1938年京都生まれ。国際基督教大学卒業。東京大学大学院修了。大妻女子大学比較文化学部教授。国際基督教大学名誉教授
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