岩波現代文庫<br> 原子・原子核・原子力―わたしが講義で伝えたかったこと

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岩波現代文庫
原子・原子核・原子力―わたしが講義で伝えたかったこと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006004552
  • NDC分類 429
  • Cコード C0142

出版社内容情報

福島の原発事故後、撒き散らされた放射性物質の問題はすべての人が避けて通れないものとなった。不確かな情報があふれるなか、自分で物事を判断するためには、原子核と原子力についてのきちんとした知識は必須だ。駿台予備学校での講演にもとづく歴史読み物風の筆致で、基礎からていねいに解説する物理学の入門書。

内容説明

二〇一一年の福島の原発事故後、放射性物質の危険性という問題がすべての人にとって避けて通れないものとなった。不確かな情報が溢れるなか、自分で物事を判断し行動するには、原子核と原子力について最低限は知っておかねばならなくなったのだ。本書は、予備校での講演をもとに、市民や学生に向けて、原子と原子核の物理を基礎からていねいに解説する。科学者のエピソードを交えた歴史読み物風の入門書。

目次

第1章 原子論のはじまり
第2章 イオンと電子の発見
第3章 X線と放射線の発見
第4章 アインシュタインと光子仮説
第5章 原子モデルをめぐって
第6章 原子核について
第7章 原爆と原発

著者等紹介

山本義隆[ヤマモトヨシタカ]
1941年大阪生まれ。64年東京大学理学部物理学科卒業、同大学大学院博士課程中退。現在、学校法人駿台予備学校勤務。科学史家。『磁力と重力の発見』全3巻(みすず書房、2003)でパピルス賞・毎日出版文化賞・大佛次郎賞受賞。著書は他に『近代日本一五〇年:科学技術総力戦体制の破綻』(岩波新書、2018。科学ジャーナリスト賞2019)、『小数と対数の発見』(日本評論社、2018。2020年度日本数学会出版賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nagata

5
かつて授業を拝聴した一講師の言葉として、そして変わらぬ精緻な論理の端々から感じる熱い想いを存分に味わいました。核分裂と連鎖反応の発見で開かれた軍事目的に利するためのやくざな技術が、未だ原発という形で存続し続けることの危険性が切迫感をもって伝わってきます。まずもってここから自ら判断して行動する指針としなければならないと思います。そもそもわれわれが住んでいる地球をこれ以上壊さないためにも、右も左もない。2024/07/17

Akio Aratani

2
原発は、絶対にやばい2024/09/07

くらーく

2
著者は東大闘争全学共闘会議代表だったのですね。そのせいもあるのか、全体に左っぽい雰囲気(全否定)も感じるなあ、と思いつつ。 知りたかったことは、第6章、7章にあって、特にP.283-284に書いてあった。高濃度放射性廃棄物の処理については、現実的解は無く、後世へのつけでしかない、と。 核(分裂利用)の歴史は、まだ1.5世紀程度で、ここまで来ているのだから、これからの技術開発(ADSとか?)で対応出来ないのかな?と思ったのだけど、どうなのだろうね。 物理的なところは難しいのかねえ。2024/03/22

MrO

2
いつの間にか、文庫になってたんですね。名著です。この講演を聞けた予備校生たちは一生の宝にしてほしい。そして、いつか近い将来、国をあげて、というか一部の利権のためにねずみ講である原発政策をやめる力になってほしい。2024/02/04

どさんこ

2
適度の数式があり、天下り的ではない充実した内容に満足。それに加えて、原発に対する問題意識も充分に伝わってきた。2022/11/28

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