出版社内容情報
家族はどこから来てどこへ行こうとしているのか。「ファミリィ・アイデンティティ」の視点から、揺れ動く家族の現実を鮮やかに浮き彫りにするとともに、近代家族の成立を歴史社会学的に位置づけた著者の代表作を文庫化。戦後日本の男性知識人の心理を鋭く抉り出した「戦後批評の正嫡 江藤淳」などを新たに収録。
内容説明
家族はどこから来てどこへ行こうとしているのか。著者独自の「ファミリィ・アイデンティティ」の視点から、揺れ動く家族の現実を鮮やかに浮き彫りにするとともに、近代家族の成立を歴史社会学的に位置づけた、オリジナルで刺激的な「家族の社会学」。戦後日本の男性知識人の心理を鋭く抉り出した「戦後批評の正嫡 江藤淳」などを新たに収録する。
目次
1 近代家族のゆらぎ(ファミリィ・アイデンティティのゆくえ;家族の臨界―ケアの分配公正をめぐって;家族、積みすぎた方舟;女性の変貌と家族)
2 近代と女性(日本型近代家族の成立;家族の近代;女性史と近代)
3 家族学の展開(「梅棹家庭学」の展開;技術革新と家事労働)
4 高度成長と家族(「母」の戦後史;「ポスト思秋期」の妻たち)
5 性差別の逆説(夫婦別姓の罠;生きられた経験としての老後;「女縁」の可能性;性差別の逆説―異文化適応と性差)
著者等紹介
上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年富山県生まれ。1977年京都大学大学院社会学博士課程修了。現在、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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