出版社内容情報
教壇と書斎にとどまることなく時代と向き合い、現場の人々の声に耳を傾け、発言してきた日高六郎が残している厖大な著作のなかから、社会学者、思想家として戦争、近代主義、市民、ジャーナリズムを論じた重要作品を厳選。そのテクストを読み直すことは、今日、知識人そして社会科学のあるべき姿を考えるとき、多くの示唆を与えてくれるだろう。文庫オリジナル編集版。
内容説明
教壇と書斎にとどまることなく時代と向き合い、現場の人々の声に耳を傾け、発言してきた日高六郎が残している厖大な著作のなかから、社会学者、思想家として戦争、近代主義、市民、ジャーナリズムを論じた重要作品を厳選。
目次
1 戦争の記憶(船上の記憶など;私たちに問いかけるもの;わが思索わが風土)
2 近代化と近代主義(日本社会の構造とそのゆがみ;「旧意識」の原初形態;戦後の「近代主義」;戦後思想の出発)
3 大衆から市民へ(街頭の中の人間;機械時代における人間の問題;市民と市民運動)
4 知識人とジャーナリズム(大知識人論;新聞の与えるもの;文壇とジャーナリズム;小文字の文化―標識としての記録)
著者等紹介
日高六郎[ヒダカロクロウ]
1917年中国の青島に生まれる。41年東京帝国大学文学部社会学科卒業、49年東京大学助教授、69年東京大学を辞職、76‐89年京都精華短期大学教授。社会学
杉山光信[スギヤマミツノブ]
1945年東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒業、東京大学新聞研究所教授を経て、明治大学文学部教授。社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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