出版社内容情報
平和問題談話会,べ平連,週刊金曜日等を通じて市民の先頭に立って活動を続けてきた久野の珠玉の16篇.
久野収(1910-1999)はアカデミズムにこもる哲学者ではなく,平和問題談話会,べ平連,『週刊金曜日』などを通じて,市民の先頭に立って活動を続けてきた.混迷する現代,その思想にわれわれは何を学ぶべきか.久野に私淑した佐高が,長く読み継がれるべき珠玉の論考16篇を厳選した文庫オリジナル編集版.
内容説明
久野収はアカデミズムにこもる哲学者ではなく、平和問題談話会、ベ平連、『週刊金曜日』などを通じて、市民の先頭に立って活動を続けてきた。混迷する現代、その思想にわれわれは何を学ぶべきか。久野に私淑した佐高が、長く読み継がれるべき珠玉の論考十六篇を厳選した文庫オリジナル編集版。
目次
一つの回顧―敗戦前後の日本
1 市民主義とは何か(神は細部に宿りたまう;市民主義の成立―一つの対話;ベ平連運動の果した意味―一粒の麦もし死なずば;体制・文化・人間;独占批判の論理学)
2 平和を考える(二つの平和主義―三好十郎「清水幾太郎さんへの手紙」(『群像』三月号)の含む問題
ファシズムの価値意識
市民ラッセルの戦争への抵抗
「安全」の論理と平和の論理)
3 人と思想(わが友丸山眞男の生と死;埴谷雄高が二一世紀へ残したこと;竹内好への弔辞;三木清―足跡;北一輝―革命の実践家;マハトマ・ガンディー―もう一つの伝記)
著者等紹介
久野収[クノオサム]
1910‐1999年。京都大学哲学科卒
佐高信[サタカマコト]
1945年山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、高校教師、経済誌編集長を経て、1982年に評論家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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