岩波現代文庫<br> 新編 平和のリアリズム

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岩波現代文庫
新編 平和のリアリズム

  • 藤原 帰一【著】
  • 価格 ¥1,628(本体¥1,480)
  • 岩波書店(2010/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 455p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006002367
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0131

出版社内容情報

権力闘争としての国際政治の実情を前提としたうえで、平和の条件を粘り強く探ってゆくこと。そうした著者の知的挑戦は、現代世界に生起する諸問題を前に、持論という形で展開されてきた。2004年の旧版を全面的に再編集。

内容説明

権力闘争としての国際政治の現実を受けいれたうえで、平和の条件を粘り強く探ってゆくこと。そうした著者の知的挑戦は、現代世界に生起する諸問題を前に、時論という形で展開されてきた。冷戦終焉から9・11事件、イラク戦争を経て、日米の民主党政権誕生までの二〇年にわたる論考を収載する。石橋湛山賞を受賞した二〇〇四年の旧版に多数の新論考を加え、全国的に再編集。

目次

序 なぜ、平和のリアリズムか
1 戦争が終わった
2 戦争の記憶・国民の物語
3 グローバル化の力学
4 9・11後―世界と帝国の間
5 外交とリアリズム
6 新しい世界に向けて

著者等紹介

藤原帰一[フジワラキイチ]
1956年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得中退。現在は、東京大学大学院法学政治学研究科教授。国際政治・東南アジア政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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D.Okada

8
まさに「平和のリアリズム」であったと思う。それらは水と油なのだけれど、著者の精緻な分析によって見事に中和されている。憲法九条に関する著者の解釈が興味深かったので引用する。「憲法九条の趣旨が日本を戦場としないという消極的な平和主義だけでなく、積極的平和をつくり出すことへのコミットメントであるならば、それが平和維持活動にのみ用いられることが保証される限り、憲法に違反しないはずである」。2010/10/08

客野

3
大学で政治学と文化人類学の入門の授業を受けたのだけれども、この本の内容と重複する部分も多く、「おっ、この考え方は…」となりながら読んだりもした。内容は「警察と軍」とか「現実としての核廃絶」とか「外交と世論」とか、極めて私たちに近い、しかし正確に答えることが難しい問題を解説してくれる。それは決して平易な語り口ではない。がしかし、おそらくそれでいいのだろう。政治は分かりやすいものではないのだから、我々もこれくらいの苦労はするべきなのだ2016/09/26

おやぶたんぐ

2
1990年代から2010年代にかけての国内外情勢下で記された小論集。発表されてから10〜20年経っているため、当然ながら題材自体は古びてしまっている。しかし、イデオロギー的対立を始めとする理念の呪縛に囚われることなく、また、現状追認と思考停止に陥ることもなく、現実主義による平和の実現を図ろうとする本質は、何ら古びていないと思われる。2023/05/22

Francis

2
湾岸戦争以降、20年間の著者の論考を収めたもの。戦争の記憶、ナショナリズム、いわゆる「帝国」の問題、9.11以後の国際政治など、さまざまなテーマの国際政治に関する論考を収める。読んでみて言えることは、著者は厳しい国際政治の現実を踏まえつつも、現実追認ではなく、と言ってあまりにも非現実的な理想主義の立場も取っていないけれども、平和の実現のために必死で取り組もうとしていることがうかがえる。冷戦崩壊後もなお混迷を続ける国際政治の将来を見通すためにも読んでおいた方が良い本。2013/09/12

Moloko

1
平和に関する考察をテーマに、リアリストらしく軍事力や経済力等のパワーに注目しつつ、素朴なリアリストと違って平和実現の為の展望も示そうとしている。帝国概念、国際貿易、民主主義等が平和に貢献するのか否かも議論し(結論としてその両面を肯定しているが)、民族主義 、一国単独主義の与える影響も述べている。感想としては、2015年1月の人間としては素材が賞味期限切れのものが多い気がする。出版当初は新鮮なものばかりだったはずだが、近年のウクライナ危機やイスラム国の衝撃、アラブでの内戦多発に妥当する内容がもっと欲しい2015/01/23

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