岩波現代文庫
日本の古代文化

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 335,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006001667
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

内容説明

現代日本人にとって、古代文化とは何か―農耕文化の誕生から律令国家の展開にいたる古代文化の意味を、歴史・社会との関連で解明しようと試みた戦後歴史学の古典。神々の座としての「杜」、大和王権への統合と「前方後円墳」、仏教受容と「伽藍」、氏族制から官司制への道「国史」、律令国家の象徴「都城」、これら五つの魅力的な概念から立体的に叙述する。

目次

1章 杜(もり)―農耕文化の誕生(「神武東征」の意味;東アジア世界の波紋 ほか)
2章 前方後円墳―楯状の伝統(古墳の形成;服属の儀礼 ほか)
3章 伽藍―内乱と思想(継体・欽明朝の内乱;仏教と神話 ほか)
4章 国史―官司と記録(修史の条件;「革命」の気運 ほか)
5章 都城―律令制の文化類型(都城生活の成立;平城京と外京 ほか)

著者等紹介

林屋辰三郎[ハヤシヤタツサブロウ]
1914‐98年。日本史研究者。38年、京都大学文学部卒業。立命館大学教授、京都大学人文科学研究所教授、京都国立博物館長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。