出版社内容情報
中巻では毛沢東の後継者に指名されながらも,毛に反旗を翻しモンゴルで墜死した林彪と彼の率いるグループの興亡が扱われる.林の権力の絶頂に至る軌跡を描き,クーデター計画の形成過程と破滅への筋道をたどる.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中島直人
8
林彪が飛行機事故で亡くなるまで。毛沢東の威信に頼り、のし上がった林彪が、自らの力を見誤り過信して増長し、呆気なく没落する。にしても、まだ下巻があるのか。あまりに凄惨過ぎて、酷過ぎて、読み終えられるか自信が無い。2015/03/16
BLACK無糖好き
3
民衆への思想統制により、裏切り者、スパイ、反革命を引きずりだすことで、無数の冤罪・でっち上げ・誤審事件を作り出し百万を数える人々を陥れ、迫害し、死においやった。権力者の個人崇拝が行きすぎる恐ろしさ、林彪の武装クーデターが失敗する過程もスリリングで引き込まれた。さあいよいよ下巻へ。2014/10/31
k_omni
2
林彪はクーデターを起こさずとも権力を取れたのに。2023/11/14
東側ギャン
1
なんか仁義なき戦い読んでるみたいだけど、今の習ちゃんとか中国の偉い人ってこうゆう文革の歴史や情報クソほど学んでるんだろうなって思うとやっぱりでかい国と正当性の確保しにくい一党独裁の指導層って疲れるわ2019/05/24
ポルターガイスト
1
林彪とその奥さんがいかに酷いことしてたかの描写がほとんどで、この中巻はそんな面白くない。けど最後の20ページは激アツ。映画も小説も現実にはかなわない。2010/12/19