出版社内容情報
記憶とは一体何なのか、どこにどうやって保管されているのか、どうすれば記憶力があがるのか……。
誰もが一度は考えたことのある「記憶」の不思議を、心理学・脳科学の手法で解き明かせば、AIには真似できない「脳」の複雑なしくみが見えてくる。新書『まちがえる脳』の著者が平易な文章でつづる入門書。
【目次】
はじめに
第1章 その記憶は本物か?
記憶は脳がつくっている
記憶は必ず変容する
偽りの記憶――なかった体験を思い出す
目撃証言は信用できるのか?
忘却とは何か?
AIは脳にかなわない――コンピュータの記憶と脳の記憶
第2章 記憶はどこでつくられるのか?
記憶をつくれなくなった人――H・Mの場合
H・Mでも覚えられたこと
動物実験でも調べてみる
習慣はどうやってつくられるのか?
記憶の保管場所はどこか?
研究者を悩ませる大きな謎
第3章 記憶の実体は何か?
記憶物質を探して
ニューロンの活動を調べる
オキーフ博士の大発見――場所を覚えているニューロン
サルと人が得意なこと――顔や人物を覚えているニューロン
ニューロン集団と概念ネットワーク
ニューロン集団のつくられ方
第4章 記憶の個性、脳の個性
記憶力に個人差はあるのか?
卓越した自伝的記憶――ジル・プライスの場合
サヴァン症候群――キム・ピークの場合
強固な記憶がもたらす苦悩――シィーの場合
記憶がつくる脳の個性
脳は人の個性と多様性を保証する
第5章 記憶と生活
年をとると記憶力は落ちるのか?
記憶には睡眠が必要なのか?
勉強したことをしっかり記憶するには?
トラウマとは何か?
記憶を失う病1――アルコール依存症
記憶を失う病2――アルツハイマー病
第6章 記憶を知り、脳を知り、人間を知る
記憶と脳に関する迷信
溢れる情報に惑わされないために
人は変わり続ける1――遺伝だけでは決まらない
人は変わり続ける2――今からでも遅くない
主な参考図書
おわりに



