出版社内容情報
「難民はどうして自分の国に住めないの?」「難民条約って何?」「難民と移民って違うの?」等々、言葉は知っていても、難民の実態を知っている人はそう多くない。どうして国を出たのか、キャンプでどんな暮らしをしているのか、第三国に住む苦労等をロヒンギャを入り口に丁寧に解説する。自分ゴトにする方法が見えてくる。
内容説明
「難民はどうして自分の国に住めないの?」「難民条約って何?」「難民と移民は違うの?」…。言葉や存在は知っていても実態を知っている人はそう多くない。なぜ国を出たのか、キャンプでどんな暮らしをしているのか、第三国に住む苦労などを、ロヒンギャに焦点をあてて丁寧に解説。自分ゴトにするヒントや方法が見えてくる。
目次
1章 世界の難民・日本の難民
2章 難民キャンプを知っていますか?
3章 難民問題の背景にあるもの
4章 日本に逃れてやってきたロヒンギャ難民
5章 日本にいる外国人とその暮らし
6章 バリアを超える、そしてできることをやってみる
7章 難民を通して世界とつながる
著者等紹介
日下部尚徳[クサカベナオノリ]
立教大学異文化コミュニケーション学部准教授。東京外国語大学准教授を経て2020年4月より現職。博士(人間科学)。専門は南アジア地域研究、国際協力論、開発社会学。バングラデシュを主なフィールドとし、貧困や気候変動、児童労働、難民問題などのテーマで調査・研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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なかすぎこう
4
世界に溢れる難民と呼ばれる人々。昔は日本も一時期のみに関心を寄せる人々だったが、今はほってはおけない自分、自国に関係のあること。著者は直接関わるロヒンギャの人々を中心に、具体的な彼らの生活、支援等について述べる。彼のゼミの学生たちの発言は、本当に私たち日本人の素朴な気持ちを表している。世界に難民、移民と呼ばれる人々の背景、原因、現状を分かりやすく述べる。彼らを助けることは、自らを助けることであること。「自分ゴト」して、できることを一歩から踏み出そう、という気持ちになる。2025/03/17
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