岩波ジュニア新書<br> ガチャコン電車血風録―地方ローカル鉄道再生の物語

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岩波ジュニア新書
ガチャコン電車血風録―地方ローカル鉄道再生の物語

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005009954
  • NDC分類 K686
  • Cコード C0265

出版社内容情報

全国各地で地方ローカル鉄道が存続の危機に瀕している。利用者の減少、施設の老朽化…、地域の人々に必要不可欠な「生活の足」を守るにはどうすればよいのか? 鉄道会社と自治体、そして地域住民が協力してさまざまな課題と向き合い、存続の道を模索した近江鉄道の事例を丹念にたどり、地域ローカル鉄道の未来を考える。

内容説明

全国各地で地方ローカル鉄道が存続の危機に直面している。通勤や通学など地域の人々の生活に欠かせないインフラを守るには何が必要なのか?鉄道会社と自治体、そして地域の人々が協力してさまざまな課題と向き合い、存続の道を模索した近江鉄道の事例を丹念にたどり、地方ローカル鉄道の未来を考える。

目次

1 地域の足=全国の地域鉄道の96%が赤字!?
2 近江鉄道ってどんな電車?―辛苦是経営って何?
3 鉄道の存廃問題と上下分離方式
4 近江鉄道のギブアップ宣言で延命か再生か、それとも廃線か?
5 近江鉄道存廃について白熱の議論―任意協議会はじまる
6 山あり谷ありのプロセスを乗り越えて法定協議会スタート―なぜみんなが同じ方向を向くことができたのか?
7 全線存続に向けて一歩ずつ
8 沿線の人々や企業が近江鉄道再生の背中を押す
終章 上下分離、新生近江鉄道出発進行

著者等紹介

土井勉[ドイツトム]
一般社団法人グローカル交流推進機構理事長。NPO法人再生塾理事。1950年京都市生まれ。名古屋大学大学院工学研究科修了。京都市役所、阪急電鉄株式会社、神戸国際大学経済学部教授、京都大学大学院工学研究科特定教授、大阪大学COデザインセンター特任教授を経て現職。京都大学より博士(工学)、技術士(建設部門)。専門は「総合交通政策とまちづくり」。主な著作、「人口減少時代の公共交通」(日本経済新聞:やさしい経済学、2018年)、交通政策やまちづくり、クロスセクター効果に関する論文など多数。これらに関連した交通政策やまちづくりに関する多くの行政委員などに就任。受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

39
地元の方なら「ガチャコン」の愛称を知らない人はいない。近江鉄道の例に限らず、ローカル鉄道の存続は全国的に大きな課題である。これは地域の暮らし、通勤・通学を守るために、鉄道の役割を根本から見直し、データにもとづいて、企業・自治体・県民が将来のあり方を詳細に検討・議論した記録である。何よりも、存続した方が負担が少ないという結論が、鉄道に余力のあるうちに出て、上下分離方式のスタートを切れた効果は大きい。鉄道を「インフラ」としてみる視点が、日本の交通の未来には必要だと痛感する。クルマ・バスへの転換が万能ではない。2025/01/20

onasu

11
赤字のローカル鉄道を存続させるか否か、滋賀の近江鉄道の実例をなぞっていく。  廃線、存続、上下分離方式で自治体の負担が少ないのは、廃線のデメリット(通学不可、渋滞の増加、バスの運転手不足、他)など、新たな知見は多かった。  著者は方策を問う協議会に携わっており、その過程は詳細だが、それを知りたい者以外には冗長に感じられた。文中にもある他社例の他、廃線となった事例でも、複数を紹介してもらった方が、より読みがいがあったように思う。あと、路線図の掲載が小さく、これは名所も書き入れて1頁大で欲しかった。2025/03/24

nishiyan

10
全国各地で存続の危機に直面している地方ローカル鉄道。近江鉄道の存続と再生までの道程を通して地方ローカル鉄道の未来を考える新書。かつて鉄道会社が小林一三が編み出したビジネスモデルもあって 優良企業だったことの弊害から、鉄道がインフラと見られてこなかったという指摘は興味深い。近江鉄道の事例からは早期に会社がギブアップして余力があったこと、沿線自治体と住民の意識が変化して鉄道をインフラに再定義できたこと、専門家の意見が取れ入れられたことなどが大きかったと読み取れる。一つでも欠けていたら上手くいかなかっただろう。2025/04/04

のざ

2
滋賀の湖東地方の通勤通学を支えている近江鉄道を経営難から再生させるプロセスを書いた本です。私は草津市の出身なので近江鉄道が赤字であることを噂に聞いていた程度で、沿線の住人たちと近江鉄道の間に深い溝があったことは全く知りませんでした。その溝を埋めるためにも、思い込みからではなくデータとファクトによる分析から意見を出し、適切な処置を行うことが重要だったのだと思いました。2025/06/07

Go Extreme

2
近江鉄道ー地域交通の重要な役割・存廃問題に直面 鉄道事業者と自治体の連携必要 地域鉄道の現状: 赤字経営ー全国の地域鉄道の96%が赤字・経営改善困難 移手段の多様化ー鉄道・バス・自家用車・新交通技術発展 近江鉄道: 1898年開業・滋賀県東部 利用者数は微増だが経費増大で収支悪化 存廃問題ー赤字が続き・特に高齢者・交通弱者への影響 上下分離方式ー自治体が施設を保有・民間が運行 ギプアップ宣言: 経営努力の限界→行政側が存続問題検討 協議会の設立と取り組みー 地域住民と連携し、利用促進・活性化イベントを実施2025/02/05

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