出版社内容情報
全国各地で地方ローカル鉄道が存続の危機に瀕している。利用者の減少、施設の老朽化…、地域の人々に必要不可欠な「生活の足」を守るにはどうすればよいのか? 鉄道会社と自治体、そして地域住民が協力してさまざまな課題と向き合い、存続の道を模索した近江鉄道の事例を丹念にたどり、地域ローカル鉄道の未来を考える。
内容説明
全国各地で地方ローカル鉄道が存続の危機に直面している。通勤や通学など地域の人々の生活に欠かせないインフラを守るには何が必要なのか?鉄道会社と自治体、そして地域の人々が協力してさまざまな課題と向き合い、存続の道を模索した近江鉄道の事例を丹念にたどり、地方ローカル鉄道の未来を考える。
目次
1 地域の足=全国の地域鉄道の96%が赤字!?
2 近江鉄道ってどんな電車?―辛苦是経営って何?
3 鉄道の存廃問題と上下分離方式
4 近江鉄道のギブアップ宣言で延命か再生か、それとも廃線か?
5 近江鉄道存廃について白熱の議論―任意協議会はじまる
6 山あり谷ありのプロセスを乗り越えて法定協議会スタート―なぜみんなが同じ方向を向くことができたのか?
7 全線存続に向けて一歩ずつ
8 沿線の人々や企業が近江鉄道再生の背中を押す
終章 上下分離、新生近江鉄道出発進行
著者等紹介
土井勉[ドイツトム]
一般社団法人グローカル交流推進機構理事長。NPO法人再生塾理事。1950年京都市生まれ。名古屋大学大学院工学研究科修了。京都市役所、阪急電鉄株式会社、神戸国際大学経済学部教授、京都大学大学院工学研究科特定教授、大阪大学COデザインセンター特任教授を経て現職。京都大学より博士(工学)、技術士(建設部門)。専門は「総合交通政策とまちづくり」。主な著作、「人口減少時代の公共交通」(日本経済新聞:やさしい経済学、2018年)、交通政策やまちづくり、クロスセクター効果に関する論文など多数。これらに関連した交通政策やまちづくりに関する多くの行政委員などに就任。受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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