出版社内容情報
「自分の育った地域なんてたいしたことないですよ」と言い捨ててしまう若者は多い.本当にそうなのだろうか? どの地域にも固有の歴史や文化があり
内容説明
「自分の育った地域なんてたいしたことない」。そう思っている若者は多い。本当にそうなのだろうか?どの地域にも固有の歴史や文化があり、人々の営みがある。それらを知っていくことで、地域の豊かさ、そして自分や自分が生きる社会、そして未来が見えてくる。調査実習の手法や体験も織り込みつつ、時間と空間を往来しながら、地域学の魅力を伝える。
目次
1 地域を見出そう―国とのつながり(大都市郊外に息づく地域;地域はあまねく存在する;地域とは何だろうか―1分割して統治する;地域とは何だろうか―2自治の単位、生命の単位;都市について)
2 水を見よう、道をたどろう―空間のつながり(弥生水田から田舎館城、そして田んぼアートまで―田舎館村の地域学;水の流れに沿って―岩木川がつなぐ山村と都市;道がつなぐ村、町、都市、国;生きている地域とその変化)
3 家、村、町、都市―時間のつながり(限界集落が生き残っているわけ;地域の構成単位は家である;都市も家でできている;家・村・町・都市の脈動とそのゆくえ;地域に探る歴史の年輪;近代化の中の地域学)
4 地域学をはじめよう(地域学をはじめる前に;対象とする地域を見出す―(1)地図を使って地域空間を理解する
対象とする地域を見出す―(2)機関・施設・歴史情報を把握する
対象とする地域を見出す―(3)市町村を取り上げてさらに調べる
資料にあたり、テーマを探る
年表をつくり、時間を把握する
歩く、見る、聞く、そしてまとめる)
著者等紹介
山下祐介[ヤマシタユウスケ]
1969年、富山市生まれ。東京都立大学人文科学研究科教授。熊本市、富士見市、西宮市、鹿児島市、世田谷区、神戸市を経て九州大学文学部入学。同大大学院から同大助手、弘前大学人文学部准教授、首都大学東京准教授を経て現職。専門は、都市社会学、地域社会学、農村社会学、環境社会学で環境問題や過疎・過密問題などを研究している。津軽学・白神学の運動にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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