出版社内容情報
句の鑑賞方法から句会の進め方まで
内容説明
愛媛県松山市で毎夏、開催される俳句甲子園を機に俳句の魅力にはまり、以来、開成中学・高校俳句部の生徒達と句作に励み、ついには俳人となった著者。本書では、句を鑑賞するイロハに始まり、吟行や句会の進め方まで、季語や文法の説明をはさみながらていねいに解説。十七音の世界がもつ味わい、更にはつくる楽しさを伝える一冊。
目次
はじめに―十七音の世界
第1章 俳句甲子園からはじまった!
第2章 俳句を鑑賞する
第3章 季語の世界
第4章 実作への一歩
第5章 俳句を楽しむ
付録
あとがき―俳句とともに生きる
著者等紹介
佐藤郁良[サトウイクラ]
1968(昭和43)年東京生まれ。東京大学文学部国文学専修課程卒業。97(平成9)年より開成高等学校国語科教諭。2001(平成13)年、俳句甲子園に初引率。以後、自らも俳句を始める。07(平成19)年、句集『海図』(ふらんす堂)により第31回俳人協会新人賞を受賞。現在、俳句同人誌「群青」共同代表、「銀化」同人、俳人協会幹事、日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーユーテイン
14
著者は俳句甲子園で常勝軍団と称される開成高校俳句部の指導者である。俳句甲子園に出場することになった経緯や活躍の歴史、俳句部の活動が詳細に書かれていて興味深い。俳句部では8月の俳句甲子園出場に向けて秋は週2、3回の句会や吟行、冬は京都での合宿、春は俳句甲子園形式の練習試合、夏の本番と長いスパンで実力を養成するスケジュールが組まれている。こうした努力あってこその成果なのだと感銘を受けた。俳句の鑑賞の方法、歳時記や季語の解説、句会のやり方なども説明されており、知識を持つことで俳句の世界を深く楽しめると実感した。2026/09/14
Rieko
5
作句の心得は、絞る・述べすぎない。述べるとは発見や心情を直接説明すること。そうではなく情景に語らせる。ドキッ。散文でも「説明」しないことがキラリと光る文章を書くコツですよね。2020/12/03
vodka
3
開成の先生の本だったとは。俳句甲子園を切り口に俳句の「鑑賞」に目を向けて色々と本を読んでいます。2025/09/12
はるたろうQQ
2
以前テレビで「俳句甲子園」を観たことがあるが、開成高校のディベートの酷さに驚いた事がある。余りにも相手の欠点を論ったり、論理的に畳み掛けたりして、個人的にはある種の感情を繊細に言葉で掬い上げていく俳句のイメージからかけ離れて、これで勝ち負けが決まって良いのかと思った。筆者によればその点は大分改善されたようだ。本書は中高生向けのものなので、第3章や第4章で筆者の指導する開成高校の生徒や筆者自身の句が多く引かれる。第2章の高名な俳人の句とはやはり違うが、その違いを考えることも恐らくこの入門書の狙いなのだろう。2026/04/27
okatake
2
岩波ジュニア新書。ティーンズに向けた入門書です。 俳句入門書では、実作から入ることが多いですが、まずは鑑賞法から章立てされています。 俳句は、詠むことと読むことが対を成しているのですね。 どうしても、詠むことばかり。。。 良い鑑賞ができなければ、良い実作は難しい。表裏一体を成す俳句の奥深さを再認識しました。 だからこそ、句会があるのですよね。2021/03/07




