出版社内容情報
中学3年の1年間で起こる出来事や人とのかかわり,そこに流れる感情を
内容説明
新しいクラスへの不安、学級通信やトラブルを通して知る級友たちの葛藤や悩み、そして本音、無関心を装うことへの懐疑、中学3年の1年間で起こる出来事や人とのかかわり、そこに流れる様々な感情を、15歳の僕、そして仲間たちの目を通してイキイキと描く。ジュニア新書初の思春期の物語。僕らの旅路は、いま始まったばかり!
目次
エピソード0 山岡先生
エピソード1 クラス、始動
エピソード2 教室で漫才を考えた
エピソード3 面倒な奴
エピソード4 体育祭あるある1 「チーム・ナポレオン」結成
エピソード5 体育祭あるある2 体育委員たちの憂鬱
エピソード6 漫才チームの結成
エピソード7 そして、受験生になる
エピソード8 キモチワルイのは誰か
エピソード9 一ノ瀬拓馬の物語
エピソードエンド 春
著者等紹介
高原史朗[タカハラシロウ]
1957年、埼玉県浦和市に生まれる。浦和西高卒業後、法政大学日本文学科に進学。小田切秀雄ゼミナール所属。その後、教師として、与野西中に赴任。以後37年間中学教師。その間に出会ったすべての子どもたちに、「先生」にしてもらう。現在、東京電機大学、大東文化大学、白梅学園大学講師。全国生活指導研究協議会(全生研)研究全国委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コニコ@共楽
14
卒業シーズンのこの時期に中学生だった頃を思い出して読んでみた。いや〜、登場する教師もクラスメートもよく考えて、よく話し合っているし、その中から信頼関係が生まれていると感じられた。こんな関係が作れたら、これからの道のりも何とかなると思えてくるだろう。15歳だけでなく、まだ道の途中と感じる自分も勇気づけられた。2020/03/27
こばゆみ
4
年長者が学生に手紙でアドバイスをするという流れが「君たちはどう生きるか」に似ているなーという印象。でも序盤の道徳の授業はとても参考になった。疑問点を逐一話し合わせて、感想を書かせて学級通信に載せる。「考える」授業は大事。2019/10/26
いそちゃん
2
「本当に僕にとって大切な疑問なら、僕の前に必ずまた現れるはず」 「もしかしたら、人生には取り返しがつかないことなどないのかもしれない。計画は何度でもつくり直せばいい」本文より気に入った言葉。 成長していくクラスの姿に胸が熱くなりました。こんな先生がたくさんいたら良い世の中になる。2022/06/25
四男の母
2
ある中学校のクラスの一年間。中学生という微妙な年ごろでクラスのちょっとしたハプニングや受験までのみんなの勉強などいろいろ難題があるけど、二人の先生がいい形で助けてる。ちょっとずつみんなで成長していくのがとてもよかった。中学生たちが読むといいと思う。2020/10/28
suikazura
2
中学生を見守る教師二人が魅力的。2020/01/14