出版社内容情報
なぜ世界でテロや暴力が蔓延するのか。欧州の移民問題や中東のISなど各地の対立や衝突の背景をわかりやすく解説。
内容説明
いま世界各地では、民族や宗教、経済格差などに起因する紛争や対立、暴力が深刻になっています。これらの問題をどう考え、どのように向き合っていけばよいのでしょう。本書では、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジアなど各地域を専門とする研究者たちが、対立の背景をわかりやすく解説し、今後の課題を展望します。
目次
プロローグ 引き裂かれてきたイスラム教徒の世界
1 亀裂と共生の間(ヨーロッパ―試練に立つ多民族共生と人権;アメリカ合衆国―ヘイトクライムと監獄社会)
2 亀裂と暴力を考える(アフリカ―武力紛争と民族、宗教、国家;ラテンアメリカ―犯罪と社会格差)
3 歴史と多様性への視座(東南アジア―変動と変化の間の繁栄;中国―キリスト教徒に対する許容と排斥の境界)
エピローグ やさしい人びとの平和な国?日本と日本人について考える
著者等紹介
西崎文子[ニシザキフミコ]
東京大学大学院総合文化研究科教授、アメリカ太平洋地域研究センター長。東京大学教養学部地域研究科卒業、一橋大学大学院法学研究科博士前期課程修了、イェール大学大学院歴史学科博士課程修了(Ph.D)
武内進一[タケウチシンイチ]
日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター長。東京外国語大学外国語学部フランス語科卒業。東京大学博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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