出版社内容情報
「アラブの春」のデモによって独裁政権が倒されたエジプト。しかし、選挙で選ばれたはずの政府は、ふたたび倒された。一方、シリアやスーダンで内戦が激化している。デモの中心になった若者たちは、いったいなにを思い、なにを求めているのか。中東・アラブを通して、国際政治の問題と日本の役割を考える。
内容説明
デモによって独裁政権を倒した「アラブの春」から数年。中東地域は、ますます混乱し、テロや内戦が続いている。なぜそんなことになったのだろう。国際社会や宗教は、どう関係したのか。また、中東政治のカギを握る若者たちは、デモや戦場で、何を求めて動いているのか。中東問題を「ちゃんと」知りたい人のためのはじめの一冊です。
目次
序章 イラク戦争から「アラブの春」へ
第1章 アラブに民主主義はやってくる?(「アラブの春」が始まった;アラブでは民主化は起きないと思われていた;イラク戦争と「民主化」;「アラブの春」の混沌と外圧;軍への依存)
第2章 イスラームと政治(宗教が国を割る?;イスラーム主義はなぜ生まれたか;イスラーム政党の台頭)
第3章 中東の若者が目指すもの(若者たちのフラストレーション;なぜ若者が「テロ」に走ったのか;新たな運動の形成)
終章 日本とアラブ
著者等紹介
酒井啓子[サカイケイコ]
1959年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒。イギリスのダーラム大学(中東イスラーム研究センター)で修士号取得。アジア経済研究所、東京外国語大学大学院教授を経て、千葉大学教授。専攻は、イラク政治研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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