出版社内容情報
家の庭で、通学の途中にある田畑や川、雑木林で、身近にすむ昆虫や小動物をよ~く見てみよう。祈る虫カマキリ、土の管理人ミミズ……、かれらのユニークな習性にあっと驚き、環境や生態系での役割を知れば感心してしまう。昆虫から「虫へん」のつく小動物まで、「プチ生物研究家」谷本氏の観察・飼育おもしろ体験談や、古今東西のエピソードがつまった絶好のムシガイド。虫が苦手な人にもオススメ。
内容説明
庭や田畑で、川や雑木林で、身近にすむムシたちをよ~く見てみよう。祈る虫カマキリ、土の管理人ミミズ…かれらのユニークな習性にあっと驚き、生態系での役割を知れば感心してしまう。昆虫から「虫へん」のつく小動物まで、多くのムシとご近所づきあいを楽しむ“プチ生物研究家”が、ゆかいなムシの世界にご案内。
目次
第1章 田んぼはにぎやか集会場
第2章 個性派ぞろいの池や川
第3章 畑はそのまま研究所
第4章 果樹園でひそかに甘い汁
第5章 雑木林は入園無料の昆虫園
第6章 家のまわりに友だちいっぱい
著者等紹介
谷本雄治[タニモトユウジ]
1953年、名古屋市で生まれる。新聞記者のかたわら、プチ生物研究家として生き物にかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポメ子
8
岩波ジュニアなので、とても分かりやすく、興味をそそられる。 8月の初めに多摩動物公園の昆虫館で、この本に載っていたナナフシやカナヘビ、ゲンゴロウなどを観たが、先にこの本を読んでいれば、実物を見た時にもっとじっくり見ていたのにと残念だった。本によれば、今、犬の散歩の時によく見かけるトカゲが将来、かなり数が減るらしい。また沖縄でのヤモリ対策、鹿児島でのクモ相撲、テントウムシ、ミミズ、ダンゴムシ、ゴミムシのありがたい働き、わらじ虫の悲しい呼び名、Gの神秘など楽しい話が多かった。2020/08/16
アリョーシャ
4
田んぼ、池や川、畑、果樹園、雑木林、家など、ご近所の場所ごとによく見られるムシ(昆虫以外に、甲殻類などの節足動物、ハ虫類、両生類などを含む)を紹介していく。内容は、名前の由来や生態に限らず、人との関わりや生息数の変化、ムシにまつわる著者のエピソードなど多岐にわたり、つまらぬムシにも親しみを覚えずにいられない。著者が語る話には、「探してみると見つかった」という表現がくり返し登場する。知識を身につけて、親しみをもって探せば出会える。本書のねらいを端的に表した言葉だろう。2016/06/21
Tomoko Miyoshi
2
図書館より。 ムシの専門家ではない、ご近所のムシ愛好家、「プチ生物愛好家」の著者が書いている本なので、学術的にどうかとかいうことは別の話。 近所の普通の虫好きのおじさんが、オヤジギャク的なところ含めて、一般的な感覚で書かれているという感じ。 全編通じて、生き物に対する温かさが感じられて、身近な生き物に興味がある人にオススメ。2016/07/18
chisa
2
タイトルは「虫」だが、ヘビやクモやダンゴムシなどの「虫」ではないものも取り上げられている。ジュニア新書なので書き口は軽いが、内容は大人が読んでも面白い雑学に溢れている。小さい頃に虫や小さい生き物が好きだった大人には軽く読めるし良い内容だと思う。2013/04/16
skia
1
ムシという表記で、昆虫だけでなく、ヘビやミミズも取り上げている。ちょっと変なノリもあってついていけないところもあったが、全体として読みやすくてよかった。本当にご近所のムシばかりで、よく見るやつらや、昔飼ってたのや、飼いたかったなあと思ったことのあるものたちなので、懐かしい感じがした。2012/03/11