出版社内容情報
英文和訳ではどこでつまづく? 知らない単語やイディオム? それとも省略や割り込みを見抜けない? この本では、入試問題でよく見かける作家や作品を中心に50の文章を選び、先生と生徒の対話形式で、こなれた日本語に翻訳していきます。英文和訳が苦手な人から、さらに翻訳力を磨きたい人まで、必読・必携の1冊。
内容説明
英文和訳ではどこでつまずきますか?知らない単語やイディオム?それとも省略や割り込みを見抜けない?この本では、入試問題でよく見かける作家や作品を中心に50の文章を選び、先生と生徒の対話形式で、こなれた日本語に翻訳していきます。英文和訳が苦手な人から、さらに翻訳力を磨きたい人まで、必読・必携。
目次
第1章 全体の流れをつかもう(犬に甘いニュートン;父と子 ほか)
第2章 「省略」と「割り込み」を見抜け!(読書は悪徳?!;割り込みはどう扱う? ほか)
第3章 英文の雰囲気を日本語に(サクラは苦手;メガネのたくらみ ほか)
第4章 知らない単語が出てきたらどうする?(自分の古着に出会ったら…;日本語になってもわからない?! ほか)
著者等紹介
行方昭夫[ナメカタアキオ]
1931年、東京生まれ。東京大学教養学部イギリス科卒業。東京大学名誉教授、東洋学園大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サアベドラ
12
『英語の発想がよくわかる表現50』の姉妹編。100~150語程度の英文を読み、それに対して「生徒」と「先生」がそれぞれ試訳を出してポイントを確認しあうという、一種の対話形式。中高生向けのジュニア新書といえども、基礎的な文法事項や構文(否定+比較など)はできることが前提で話が進むため、高校生どころか大学生や社会人でも英文に読み慣れてないと結構キツイんじゃないかと思う。扱う文章はモームやハクスリーなどの19世紀後半~20世紀前半までの作家や評論家のもので、全体的にカビ臭いが中には楽しめるものもあります。2016/09/22
Eradist
8
50個の英文解釈を会話形式で解説した本。読むのに苦労する文もありますが、著者の模範解答の和訳をみると理解できるようになってます。文の著者や、辞書などからとってきた蘊蓄が面白かったです。2018/12/30
黒とかげ
2
ふーむ。大学の入試には役に立つだろうが、普通に読んでも面白くはない。あくまで教科書的位置づけとして読むのがいいだろう。2021/01/25
Aminadab
2
行方英文解釈本四冊目。これは大学入試問題の頻出問題を集めてあるらしい。「先生」と「生徒」の対話体だが、生徒が高校生にはありえないほど優秀で、いくらか直訳的だが英文解釈的にはほぼ完璧な訳文を示すので、先生はいちばん難しいところを訂正し、あとは日本語らしくするだけである。あとがきに、かつて各大学の入試の英語出題者が競って「見せ菓子」的超難問を出していた時代への反省があり(ごく少数の受験生しか点を取れないのでそれ以外の受験生の能力を測れない)、今はそうではなくなった、という。50番のabsurdityは難問。2017/11/28
のび太
2
仕事柄この英文50を繰り返して読んでいますがなるほど・・と感じました。あとがきを読むと著者の行方先生の御苦労が伝わってきます。受験生に一読をお薦めしたいです。2012/12/09