内容説明
お辞儀の仕方、食事のマナー、言葉づかいなどの日常的なものから、冠婚葬祭や他人の家を訪問する時に注意すべきことまで、明治・大正・昭和初期の資料をもとに、若い世代が知っておくべき作法をイラストでわかりやすく紹介。クイズ形式で楽しみながら行儀作法の基礎的な知識を身につけよう。
目次
1章 日常の作法
2章 礼・お辞儀
3章 会話
4章 姿勢・ふるまい
5章 食事
6章 訪問・招待
7章 進物・贈答・冠婚葬祭・見舞い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
21
行儀作法の根本理念は、①人には敬意を払う、②物は大切に扱う、③体の所作を整える、の三つ。会話中は時計を見ない。来客があった時は大声で呼ばない。目上の人に用件を伝える時は、その人のそばに行って話す。会話中に鼻をかみたくなったら、下座を向いて静かにかむ。椅子に座っている時は左手を右手の上に重ねる。立った姿勢から正座をする時は左足を少し引いて、引いた左足の膝をつき腰を落ち着ける。逆に立つ時は腰を浮かしてつま先を立て、右足を少し前に出し膝を上げて立ち上がる。室内を歩く時は敷居を踏まない、物を跨がない。2019/09/10
コサトン@自反尽己
12
ジュニア本と侮るなかれ。むしろ大人が心得ておくべき行儀作法の数々が列挙されている。 本書は3択クイズ方式で書かれており、わかりやすく読みやすい。 行儀作法それ自体はもちろん大事だが、心なき作法は「無礼」である。筆者が挙げている行儀作法の3つの基本理念「人には敬意を払う・物は大切に扱う・体の所作を整える」は、今の私たちも大いに心掛けたい基本的な姿勢と感じるし、また筆者が一番伝えたい肝であろう。 身勝手な人が増えた現代日本。「慎みの心」を常に持ち合わせ、また「高慢」にならぬよう心掛けたい。【書】2010/09/18
くらげ@
7
(☆☆☆)学生向けのクイズ形式になっていて読みやすい。また礼儀作法の歴史もなかなか興味深く、昔は学校で教えていたことに驚きっ!2012/10/12
Myan2Myan
5
ジュニア向けに書かれた本。かつては学校で行儀作法を学んだらしい。自分自身は、この本に書かれている事は、まずまずクリアしているけれど、自分の子供は?と言われると自信なし。社会人になっても挨拶すらまともに出来ない人が多いなか、自分の子供には礼儀作法はきっちりと身に着けさせて社会に送り出したい。2018/11/23
最終バック九番手
5
作法どおりにお互いやっていてもコントをしているような気になって照れ隠しにわざと無作法なことをしてしまう自分を何とかしなくてはいけない…第1刷発行:2010年8月20日…本体780円2010/11/06