内容説明
破壊される生活、奪われる命…。塾講師からフォトジャーナリズムの世界へ飛び込んだ著者は、さまざまな紛争地を訪れ、戦場の現実を目にする。怒り、悲しみ、悩みながら、そこに生きる人々の願いを写真に託し、世界をめぐる。自らの取材体験をもとに、平和の意味、日本のいまを問う。
目次
第1章 いま、戦争を撮るということ
第2章 フォトジャーナリストの世界に飛び込んで
第3章 戦場と私たちの距離
第4章 戦争の犠牲者とは誰か
第5章 平和な未来をつくれるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ハチアカデミー
3
          
            ― 実際に現場に行き、カメラのシャッターを押す。直接、誰かを助けることは出来ない無力感を抱きつつ、誰かに事実を伝えることで、世界を、社会を変えられると信じ、行動する著者の言葉と、壮絶で悲惨な現場を撮りながらも、詩的にすら感じてしまう写真たち。あーでもないこーでもないとポストモダン的言説でしか語り得ないこと、考えられないこともあるのだが、この手の本を読むと、その無責任さも痛感してしまう。正論からは見えないモノを表現するのが文学ではあるのだが… ジュニア新書ではあるが、大人も子どもも十二分に考えさせられる一冊2012/07/23
          
        いきあたりばったり
1
          
            できるだけ多くの人に読んで欲しいと思う。「知らない」ということはそれだけでも罪になる。2010/07/20
          
        ShiTan
0
          
            頭の悪い奴が足りない頭を使ってこねくくりまわして語る安っぽい平和主義なんかではない。この本は今現在戦争が起きている地域に自ら入り、写真を交えて世界の現実を伝えることによって戦争を止めようとするものであり説得力をもった平和主義である。戦争の悲惨さ、日本のマスコミの在り方への批判等、さまざまな問題がリアルな言葉でかつ簡潔な言葉で語られている。絶対に読むべき本。2011/09/08
          
        佐守
0
          
            本当に現実かと疑いたくなるほどの惨い戦争の跡を、写真で見た。危険にさらされながらも戦争の姿を撮り続け、平和を訴えるフォトジャーナリストたち。彼らに敬意を表さずにはいられない。2010/04/07
          
        tu-ta
0
          
            かなり斜め読み。若い人にたくさん読んでもらいたいと思う。2009/11/01
          
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                  - 和書
 
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