岩波ジュニア新書
近代国家を構想した思想家たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 181p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005005086
  • NDC分類 K121
  • Cコード C0221

内容説明

坂本龍馬、福沢諭吉、内村鑑三、市川房枝、大杉栄、山川菊栄…。幕末にはじまる黎明期に、アジア・世界のなかで、人びとはどのような日本をつくろうと考えたのか。激動する社会を背景に、時代と格闘した25人の足跡と思考をたどります。人物をとおして学ぶもうひとつの日本近代史。

目次

1 近代への先駆者(渡辺崋山;吉田松陰 ほか)
2 「国民」の形成をめざして(福沢諭吉;中江兆民 ほか)
3 アジア・世界のなかの日本(内村鑑三;岡倉天心 ほか)
4 体制の変革を志す(出口なお;幸徳秋水 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

14
「国民国家としての日本」を確立しようとし苦闘した25人の思想家をテーマと共に並べて紹介。渡辺崋山から河上肇まで、思想家たちの構想した日本から日本近代史を読み直す充実の入門書で、わかりやすく一人一人は簡潔なのに程度が下げられている感じがしない。陸羯南、福沢諭吉など書名にふさわしいナショナリストだけでなく、中山みきや出口なおといった宗教家、金子文子や大杉栄のようなアナーキストと激しいのから静かなのまで多彩に紹介。これらの思想家の構想内にあったものこそ未発の日本国家の可能性であり、歴史の多層性を知るヒントなのだ2015/09/29

キンとギン

11
流し読み。思想家というのはなかなか大変です。何か主張するというのは自分の命と引き換えにするぐらいの気でないといけないのですね。現代の「幸せ~♪素敵~♪ハッピー♪」のような空気、同時に「幸せになれないのはポジティブに考えないからだ」的な圧力とは無縁の世界でした。2016/10/24

マープル

8
日本の近代を作り上げることに影響を与えた25人について、各6ページを用いて簡明に述べた本。吉田松陰・坂本龍馬・福沢諭吉などの当然と言える人選に加えて、天理教の開祖中山みきと、大本教の開祖出口なおが取り上げられている点が目を引く。また、アナーキストを取り上げている点もタイトルからは予想できない。記述の端々に著者の篤実な人柄が忍ばれて、背筋が伸びる思い。続いて、兄弟編の『近代社会と格闘した思想家たち』(同じく岩波ジュニア新書)を読む。2021/05/19

cracra

4
くだらないばかりだと思っていた日本の先輩方の中にも、こんな素晴らしいアナキストやコスモポリタンたちが!けっこう殺されちゃってますけどね。日本は未だ警察国家ですよ。デモに行くと、自分がどんな国に住んでいるのか、内臓で理解できる。2011/04/23

みさと

3
人物の生き方を通して見た日本の近代史。幕末の坂本龍馬、明治の福沢諭吉、大正の石橋湛山、昭和の戸坂潤など、時代と格闘した25名の足跡と思考をたどる。幕末以降の激動期に、アジア・世界の中でどのような日本をつくるのか、先人たちは全力を傾けた。しかし、その結果として出現した現実の「帝国」日本は、彼らがめざした姿を取っていたであろうか。金子文子、出口なお、山川菊栄らが根源的で強烈なプロテストを提示する。特に、国民の思考を縛りつけるようになった「国体」の呪縛からの解放は、今の私たちは本当にかちえているのだろうか。2020/09/29

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