出版社内容情報
米軍機爆撃で瀕死の重傷を負った級友を助けず逃げてしまった―.映画「TOMORROW/明日」や最新作「父と暮せば」などを制作してきた著者が,原爆や戦争がいかに人間に悲しみをもたらすかを,自らの戦争体験を重ねて語る.
内容説明
米軍機爆撃で瀕死の重傷を負った級友を助けず逃げてしまった―。『TOMORROW/明日』『美しい夏キリシマ』につづく最新作『父と暮せば』(井上ひさし原作)を製作した映画監督が、原爆と戦争がいかに人間に悲しみをもたらすかを、みずからの痛切な戦争体験を重ねて語る。
目次
1 私の戦争と映画(満州へ;えびのでの中学生活 ほか)
2 映画を撮る(映画監督になるまで;原爆・戦争を撮る)
3 長崎原爆投下24時間前(ノーモアヒロシマ・ナガサキ;『かよこ桜の咲く日』(一九八五年) ほか)
4 ヒロシマに生きる(『父と暮せば』(二〇〇四年)
ヒロシマを発信し続けた友 ほか)
著者等紹介
黒木和雄[クロキカズオ]
1930年、宮崎県生まれ。少年期を「満州」で過ごし、敗戦を飯野町(現、えびの市)で迎える。1954年岩波映画製作所に入社し、記録映画の演出・監督を務める。61年フリーとなり、66年『とべない沈黙』で劇映画監督デビュー。その後『キューバの恋人』『竜馬暗殺』など数多くの映画作品を監督
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感想・レビュー
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